きょう富山市南部でクマ1頭が出没し、市長が緊急銃猟の許可を出して猟友会が駆除しました。けがをした人はいませんでした。
県内で緊急銃猟の許可が出されたのは2回目で、実際に発砲して駆除したのは初めてです。

◆クマを目撃した人
「まずいよ、本当に…」

こちらは、きょう午前、富山市悪王寺の熊野地区センター近くで撮影された映像です。駐車場のすぐ横でクマが動き回り網のフェンスをつかむ様子も映っています。

この周辺では、今月2日ごろから相次いでクマが目撃されていて、けさ、KNBの取材班がクマのふんや足跡が見つかった現場を取材していた時のことです。

◆猟友会
「クマいた!」「クマおるって、熊野神社!」

午前10時前、熊野地区センターの周辺でクマの姿が相次いで目撃されたと連絡が入り、猟友会が動き出します。

◆KNB 大平航 記者
「富山市吉岡の住宅地です。付近の道路をクマが横切ったという情報があり、市の職員や猟友会が確認作業を行っています」

現場は、小学校やこども園も近い、人の生活圏です。

◆市の職員
「できれば規制線の外に。ここに撃つ可能性もあるので」
◆警察
「車の誘導できないんで、もうちょっと下がって」

警察が規制線を張り、付近の住民などを避難させ、しばらく膠着状態が続きました。

事態が大きく動いたのは、正午過ぎでした。

◆KNB 大平 航 記者
「市長から、緊急銃猟の許可が出たとみられます」

午後0時23分。緊急銃猟の実施条件が整ったとして、富山市の藤井市長が発砲を許可しました。今月16日に続き、県内2例目の許可です。

現場に緊張感が漂うなか、およそ15分後。

◆銃声「パン」「パン」
◆KNB 大平 航 記者
「午後0時47分です。銃声が2発聞こえました」

さらに、その1分後。

◆銃声「パン」
◆KNB 大平 航 記者
「また銃声が聞こえました。これであわせて3発です」

猟友会があわせて3発発砲し、住宅の敷地外の茂みに隠れていたクマ1頭を駆除しました。
クマの体長はおよそ80センチで、メスの成獣とみられています。

現場周辺への流れ弾を防ぐため、クマよりも高い位置から下に向けて発砲したということです。

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