生活に欠かせない存在のスマートフォンですが、その使用時間を巡り、愛知県豊明市では10月から1日2時間以内を目安とする条例が施行されています。便利なデジタル機器に依存せず、上手に付き合い続けるにはどのようなことが大切なのでしょうか。

 インターネットや動画の視聴、ゲームにショッピングまで、私たちの生活に欠かせない存在になっているスマートフォン。2024年、総務省が行った調査ではスマートフォンや携帯電話でのインターネットの利用時間は平日でも平均で116.8分。10代や20代では200分近くに上っています。

 そうした中、愛知県豊明市では9月、仕事や勉強以外でのスマートフォンなどの使用時間を1日2時間以内を目安とする条例案が可決。10月から施行されています。

(豊明市・小浮正典市長)
「あくまで2時間というのは目安でしかない。(スマホを)使いすぎることで、睡眠時間をけずるのは控えていただきたい」

 条例では、小学生以下は午後9時、中学生以上の未成年は午後10時以降、使用を控えるよう保護者や学校などが連携して促すとしています。

 県内の子どもたちのスマホやタブレット事情を聞いてみると…。

(5歳児の保護者)
「私のおさがりで動画視聴やゲームができる端末を使っている。一番はYouTubeで動画を見たり広告で流れてくるゲームをしたり。この子で動画だけだったら1日に2時間ぐらいは見ている気がする。お兄ちゃんはもう少し長い。2、3時間ぐらい」

(小学4年生の保護者)
「タブレットを使ったりはある。使える曜日を決めていて、見るのは30分と決めていて、お姉ちゃんたち(中3、中2)には中学校から携帯を持たせているが、何を見ているかが確認できるようにしているのと使用時間を平日は1時間、土日は2時間しか使えないように時間を制限している」

 子どもたちの日常にもスマホやタブレットが浸透しているようです。

 そうした中、鹿児島市で20日、未就学児の保護者を対象にした講話が行われました。

(鹿児島メンタルサポート研究所・青山高志さん)
「自分の部屋で使っているとどれくらい使っているかやどんな内容を見ているかがわからない。リビングとかで使うのはいい」

 公認心理師の資格を持つ鹿児島メンタルサポート研究所の青山高志さんが上手なスマホとの付き合い方について説明しました。

(2歳児の保護者)
「時々私が疲れてしまったときや英語を動画で勉強してもらいたいときに使っている。どういうことに興味があるか考えながらルールを決めて楽しく使えるようにできたら」

(1歳児の保護者)
「1回あたり見る時間は15分と決めていて、休憩を挟んでまた見せるとかは気をつけている。子どもも納得した上で家族でルール作りをした方がいいのかなと」

(鹿児島メンタルサポート研究所・青山高志さん)
「ゲーム依存とかは低年齢で触れる機会があるほどなりやすい。小学生ぐらいまでは親が管理して課外活動など親子の触れ合いを増やしていってもらいたい」

 スマホ時代に一石を投じた「1日2時間条例」。上手な付き合い方について子どもも大人も一度、考えてみてはいかがでしょうか。

Share.