22日の債券相場は下落。米国市場で製造業活動を示す指数が予想より強く長期金利が上昇した流れを引き継いでいる。長期金利は前日に付けた2008年以来の高水準を更新した。
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東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、ジャクソンホール会合でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を目前に手控え感が強い中、自民党総裁選前倒しの可能性による財政悪化懸念や日本銀行の年内利上げ観測で市場心理が悪化していると語る。
朝方発表された7月の全国消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除くコアが前年比3.1%と市場予想(3.0%)を上回った。佐野氏は市場の反応は限定的だと指摘。その上で、相場はポジション調整の買い戻しも入りやすく、後場は持ち直す展開を見込んでいる。
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長期国債先物9月物は一時前日比14銭安の137円42銭まで下落新発10年債は1ベーシスポイント(bp)高い1.615%-08年以来の高水準を更新
スワップ市場が織り込む9月の米利下げ確率は7割強。日銀の利上げは10月までが5割程度、年内は7割程度の確率で織り込んでいる。
