【ワシントン=田中宏幸】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は16日に出席したイベントで、インフレ(物価上昇)率が持続的に目標の2%に向かっているとの確信を得るまでに「予想以上に時間がかかりそうだ」と述べ、利下げの開始時期が先送りされる可能性を示唆した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=AP 米国では、1~3月の消費者物価指数の上昇率はいずれも市場予測を上回る結果となった。雇用統計も非農業部門の就業者数の伸びが加速し、労働市場も堅調さを維持している。パウエル氏は物価上昇率の低下については、「今年に入ってから更なる進展が見られていない」と指摘した。
その上で、「最近のデータは、明らかに私たちに自信を与えていない」と述べ、高い水準の政策金利をより長く維持し、インフレ抑制効果を見極める必要性があるとの考えを示した。 FRBは3月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、2024年中に3回の利下げを行うとの従来の想定を維持した。パウエル氏は、インフレ率が2%まで低下すると確信できるまで利下げは適切ではないとの見解を示している。
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