2026.10.22
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ドイツ軍がロシアによる破壊工作の脅威を、上から2番目の「重大(erheblich)」に初めて分類したと、WDRが2026年10月21日付で報じた。南ドイツ新聞と共同で入手した内部分析に基づく報道で、国防省報道官も、軍全体が重大な脅威に直面しているとの評価を確認した。ドイツ軍は防護措置の拡充を検討している。
地域を限定できないリスク、施設ごとに防護を検討
WDRによると、内部分析は、破壊工作の危険を特定の地域に限定できなくなったと評価し、近い将来の情勢悪化を予測している。軍の施設を広く対象とするリスク評価であり、具体的な攻撃日時を示したものではない。
内部分析は、ロシアがドイツ軍に対する攻撃能力を持ち、実行の意図を強めている可能性が高いと判断している。ただし、これは軍の脅威評価であり、個別事件の実行主体を刑事捜査で確定したものではない。
ロイターとdpaは、国防省報道官がこの脅威評価を確認したと報じた。dpaによると、報道官は施設ごとに予防措置を調整すると説明した。巡回の強化や赤外線カメラ、フェンス監視システムなどを選択肢に挙げ、防護措置の拡充を検討しているとした。
基地近くの無人機、発見時期と使用時期に隔たりも
こうした脅威評価とともに、WDRが伝えたのがウンストルフ空軍基地近くでの無人機発見だ。同基地には、物資や部隊の輸送を担うドイツ空軍のA400M輸送機部隊が所在する。
WDRによると、無人機は2026年9月中旬に発見され、数メートル離れた場所では高性能爆薬入りの缶も見つかった。捜査当局は、無人機がドイツ軍機を狙った可能性があるとみているという。
ただし、発見時期が飛来や墜落の時期とは限らない。WDRは、連邦刑事庁の技術分析に基づく見方として、無人機が発見前から約2年間、その場所にあった可能性も報じている。
9月22日の共同取材記事では、連邦検察と連邦刑事庁が関与し、ライプチヒの事件との関連を調べていた。当時、検察の報道官は捜査中として、詳細へのコメントを控えた。ドイツ政府はライプチヒ事件へのロシアの関与を主張しているが、ロイターによると、ロシアはこれを否定し、欧州での破壊工作やハイブリッド攻撃への関与も否定している。
参考・出典
