前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年10月22日 15:10
10月21日〜10月22日のドル円市況|日米金利差縮小と株安で円高
10月21日、ドル円は158円付近で小幅な値動きが続いた。米10年債利回りの低下で一時157.842円まで下落したものの、下押しの勢いは強まらなかった。その後、米国務省によるサウジアラビア周辺の大使館職員の退去準備報道で158.341円まで上昇したが、サウジアラビアだけを対象にしたものへと報道内容が修正されたことで伸び悩んだ。
10月22日、ドル円は上値が重い展開となった。半導体大手の米ラム・リサーチが10~12月の収益見通しに対して控えめな見方を示したほか、米テスラによる設備投資見通しの引き下げから株安が広がる中、日米の金利差縮小も加わり、ドル円は157.297円まで下落した。

ドル円 60分足チャート 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
FX取引金額と個人投資家ポジション動向|買い目線がじわりと広がる
取引金額が約3割減と市場が閑散とする中、売りの手仕舞いと買い増しが進み、全体の54%が買建玉(ロング優勢)となった。主要イベントを来週に控え様子見ムードが強いものの、個人投資家の「円安目線」は根強く維持された。
■取引金額
上段:前日比
下段:過去20営業日平均比
■売建玉
上段:前日比
下段:比率
■買建玉
上段:前日比
下段:比率
-24.1%
-1.6%
1.1%
-32.6%
46%
54%
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円のシェア低下、メキシコペソなどに分散
ドル円(USD/JPY)が取引シェアを落とし活況は一服した。一方、メキシコペソ円(MXN/JPY)のシェアが+4.0%、豪ドル円(AUD/JPY)が+1.7%とそれぞれ拡大し、ドル円のシェア低下分の受け皿となった。
順位
通貨ペア
市場シェア
前日比
1位
USD/JPY
71.6%
-5.5%
2位
MXN/JPY
10.2%
4.0%
3位
AUD/JPY
6.7%
1.7%
4位
GBP/JPY
2.1%
0.0%
5位
EUR/USD
1.7%
-0.2%
6位
EUR/JPY
1.7%
-0.4%
7位
TRY/JPY
1.6%
0.0%
8位
ZAR/JPY
1.1%
-0.4%
9位
NZD/JPY
1.0%
0.2%
10位
AUD/USD
0.9%
0.4%
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|ポジション調整が進展
各通貨ペアのポジショニングでは、ドル円(USD/JPY)は買ポジション(ロング)が+2.4%となった一方、売ポジション(ショート)は-3.7%と買い優勢だった。また、ユーロ円(EUR/JPY)やポンド円(GBP/JPY)でもショート解消が進んだのに対し、豪ドル円(AUD/JPY)は売り買い共にポジション整理が進んだ。
通貨ペア
売ポジション(Short)
買ポジション(Long)
USD/JPY
-3.7%
2.4%
EUR/JPY
-3.5%
0.2%
EUR/USD
-2.8%
-2.5%
GBP/JPY
-0.1%
2.1%
AUD/JPY
-2.0%
-2.4%
NZD/JPY
1.2%
-2.0%
ZAR/JPY
0.6%
-0.9%
TRY/JPY
-0.2%
0.3%
CNH/JPY
0.0%
0.5%
MXN/JPY
-25.3%
2.0%
SGD/JPY
0.0%
-2.0%
