都心から車を走らせること約2時間。群馬県北部に位置する自然豊かな川場村に、全国の道の駅ファンから絶大な支持を集める『川場田園プラザ』があります。

道の駅は数あれど、人々に「わざわざここを目指して訪れたい」と思わせる魅力とは? 今回は、自分への「とっておきのご褒美土産」と「おいしいもの」を探しに現地を訪問。「株式会社田園プラザ川場」の大塚俊輔さんに、ここでしか出会えない名品や人気の秘密を伺いました。

 

◾️一日中楽しめる全国屈指の道の駅

 

▲大きな木が目印の道の駅『川場田園プラザ』。施設内と隣接エリアをあわせて、約850台を収容できる駐車場を完備

「じゃらん 全国道の駅グランプリ」で、2年連続1位を獲得した『川場田園プラザ』。田園風景を望む自然に囲まれた敷地内には、地場野菜が並ぶ巨大なファーマーズマーケットをはじめ、本格的なレストランやベーカリー、ギフトショップが点在しています。

まず驚かされるのが、東京ドーム1.5個分(約6ヘクタール)という圧倒的なスケール感。一般的に道の駅といえば「ドライブ途中の休憩スポット」というイメージですが、そもそもこちらは全く違う構想から誕生したスポットなのだそう。

 

▲里山の自然の中に広がる施設の敷地面積は、なんと約6ヘクタール(東京ドーム1.5個分)

「ここができたのは、40年以上前に結ばれた世田谷区との縁組協定がきっかけです。世田谷の方々が滞在や交流活動などで川場村の保養施設をご利用になる際、買い物や食事ができたり、村の農家さんの野菜を買ったり、そういったおもてなしができる場所を作ろうという構想からスタートしています」(大塚俊輔さん、以下同)

敷地内には芝そりも楽しめるプレイゾーンや、約5000本のブルーベリーが植えられた「ブルーベリー公園」も。7月上旬から8月上旬にかけてはブルーベリーの摘み取りの無料体験が楽しめるのだとか。

 

▲緑に囲まれ芝生が広がるプラザ内。購入したエサを手に、鯉のとのふれあいを楽しむ姿も

「お買い物や食事だけでなく、お子様が遊具で遊んだり、ブルーベリー摘みのような四季折々の体験もできる。そういった、一日中滞在して楽しめることが、多くのお客さまに支持していただける理由かなと思います」

単なる「ドライブの休憩所」ではなく「おもてなしの場所」として誕生した歴史があるからこそ、利用者を魅了するサービスは他にはない充実ぶり。訪れる人の約7割がリピーターというのも納得です。

◾️朝採れ野菜が並ぶ「ファーマーズマーケット」

 

▲地物の野菜をメインに、自社商品や地域の特色ある加工品なども並ぶ「ファーマーズマーケット」

まずは、この施設の顔ともいえる「ファーマーズマーケット」へ。広々とした店内には、彩り豊かな旬の野菜やフルーツが所狭しと並び、どれもが瑞々しくフレッシュそのもの。その光景はまさに「巨大な八百屋さん」といった趣です。

「中央の棚に並ぶ野菜はすべて朝採れです。毎朝7時から7時半の間に、川場村在住の生産者さんが野菜を並べています。価格や袋詰めの数を決めるのも納品者ご自身。納品できるのは川場村に住んでいる方限定で、近隣エリアの畑で採れたものでも、作っているのは川場村の在住者です」

 

▲朝採れで新鮮なことはもちろん、直売ならではのお値段も魅力。豊富な品揃えながら、午後には売り切れもでる人気ぶり

棚には小指サイズの「マイクロきゅうり」や「緑色のナス」など、一般的なスーパーでは見かけない珍しい野菜も並びます。

 

▲定番野菜だけでなく、「マイクロキュウリ」など珍しい野菜との出会いも

「農家のみなさんはとても意欲的。定番野菜だけでなく、スーパーにはない面白いものを作ってみようと挑戦される方もいらっしゃるんです。年度末には生産者の方々と、一年でどんな商品が売れたか、安定して供給するにはどうすればいいかなど、より良い売り場づくりのためのミーティングをしています」

 

▲ブルーベリーは、オリジナルのパイにも使われている地物

季節によって登場するフルーツも人気で、夏にはブルーベリー、これからの季節はブドウ、リンゴ、イチゴと続き、時期ごとに味わえる旬の実りを楽しみにしているリピーターも多いそうです。

さらに、川場村といえば外せない名産品が、コシヒカリ「雪ほたか」。新米のおいしさ(食味)を競う国内外最大級のお米のコンクール「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」で、通算21回もの金賞(特別賞受賞含む)を受賞しているブランド米です。

 

▲数々の受賞歴を持つブランド米「雪ほたか」。プラザ内の『かわばんち』では「雪ほたか」で作ったおにぎりが購入できる

「雪ほたか」をはじめ、自社製品や地元加工品なども取りそろえた店内は、川場の“おいしい恵み”の宝庫。大塚さんによると、人気の野菜や果物は午前中に売り切れてしまうことも多いそう。早めの時間帯を狙って訪れるのがおすすめです。

 

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