ラグビー アサヒスーパードライ パシフィック・ネーションズカップ2026準決勝   日本63―14米国 ( 2026年9月12日    東大阪市花園ラグビー場 )

<日本・米国>試合後、スタンドのファンにグッズを投げ込む斎藤(撮影・河野 光希)
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 世界ランキング12位の日本は同14位の米国と対戦し、63―14(前半35―14)で勝った。9トライ、63得点はいずれも26年最多。開幕が1年後に迫ったW杯オーストラリア大会の1次リーグで対戦が決まっている相手との前哨戦を制し、19日の決勝(東京・秩父宮ラグビー場)では19年以来の大会制覇を目指し、同9位のフィジーと対戦する。

 1週間前のカナダ戦とは見違えるパフォーマンスを発揮し、ゲーム主将を務めたSH斎藤直人(東京SG)は「最初(の20分間)は出来過ぎくらいの感覚」と振り返った。前半2分にCTB広瀬雄也(東京ベイ)、同5分にLOマイケル・ストーバーグ(BL東京)、同9分にCTBディラン・ライリー(埼玉)と連続トライ。16分にはラインアウトモールでHO原田衛(BL東京)がトライを奪えば、スクラムでもマイボールで3度のペナルティーを獲得。主導権をあっという間に握り、1年後に対戦する米国に強烈なインパクトを植え付けた。

 だが斎藤が手応えを感じたのは、むしろその後の20分間だった。ハイパントキックやブレークダウンでの攻防で劣勢に立たされた日本は、2連続トライを許して28―14に。これまでならズルズルと行きかねない展開だったが、前半残り5分で再び主導権を取り戻すと、終了間際にラインアウトからの攻撃で最後はPR大塚壮二郎(関学大)がトライ。「これまではモメンタム(勢い)を失うと取り返せなかったが、前半最後にトライを奪えた。成長を感じた」。開始直後にトライを奪い、守っては無失点に抑える後半につなげた。

 カナダ戦は直前まで練習で追い込み、57―12と完勝も試合内容は低調だった。今回はしっかりピークを合わせ、超速ラグビーを発揮した選手たちに、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチも「今回のテーマは攻め込むことだったので、結果は非常にうれしい。一番の収穫は決勝に進むこと」と評価。2年連続でフィジーに敗れている決勝に向けて、これ以上のない手応えをつかんだ様子だった。

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