韓国軍合同参謀本部が2024年に公開した軍事境界線(MDL)北側で作業する北朝鮮軍。戦術道路や鉄柵を設置するなど「国境化工事」を進めている=2024年12月23日、韓国軍合同参謀本部提供(c)news1

韓国軍合同参謀本部が2024年に公開した軍事境界線(MDL)北側で作業する北朝鮮軍。戦術道路や鉄柵を設置するなど「国境化工事」を進めている=2024年12月23日、韓国軍合同参謀本部提供(c)news1

【09月11日 KOREA WAVE】北朝鮮軍が最近1カ月間に、南北を隔てる軍事境界線(MDL)を20回以上越えたことが分かった。韓国軍は警告放送や警告射撃などで対応している。

韓国軍によると、北朝鮮軍は8月、カンウォン(江原)道内陸部の東部戦線一帯で初めてMDLを越えて以降、事実上、ほぼ毎日のように越境している。

韓国軍はMDLへの越境が発生すると、交戦規則と作戦手順に従い、警告放送や警告射撃などで対応している。8月29~30日にも西部戦線と東部戦線で北朝鮮軍が再びMDLを越え、警告射撃を実施した。

韓国軍合同参謀本部の関係者は「北朝鮮のMDL越境に対し、基準と原則に従って断固たる作戦上の措置を取っている」と説明した。

北朝鮮軍によるMDL越境が頻発している背景には、北朝鮮が南北関係を「敵対的な二国家」と規定した後に進めている、いわゆる「国境化工事」があるとみられている。

北朝鮮はキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が2023年12月、南北関係を「敵対的な二国家」と規定した後、2024年4月からMDL一帯で鉄柵や地雷原、戦術道路などを設置する工事を進めている。韓国国防省は、こうした国境線化工事が2028年ごろに完了するとみている。

韓国軍は最近増加している北朝鮮軍のMDL越境に対応するため、熱線監視装置(TOD)などの監視装備を現在よりMDLに近い場所へ追加設置したり、移設したりする案を検討している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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