
2026年7月に欧州委員会が「Googleは自社サービスを優遇している」と判断してGoogle検索とGoogle Play両方合わせて8億9000万ユーロ(約1590億円)の制裁金を科す決定をしたことについて、Googleが制裁回避のために、EU圏でのみ検索結果ページの表示方式を変更しました。Googleは「DMA要件を守るための変更ですが、ヨーロッパの人々のユーザー体験を低下させるものです」と述べており、テストでもユーザーからは不満の声が大きかったとのことです。
EXCLUSIVE: Google warns of lower quality as it revamps Europe search results to avoid EU fines | Reuters
https://www.reuters.com/world/google-warns-lower-quality-it-revamps-europe-search-results-avoid-eu-fines-2026-09-08/
グーグル、EU罰金回避で検索結果ページ変更、サービスの質低下を警告 | ロイター
https://jp.reuters.com/economy/FNDN6BKZ6NJMHCAVGJU65MZVWU-2026-09-09/
Google Will ‘Degrade’ Search In Europe To Avoid EU Fines
https://www.engadget.com/2253229/google-will-degrade-search-in-europe-to-avoid-eu-fines/
Google complies with EU rules for travel searches, says the new results stink – Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2026/09/google-says-europe-is-making-it-roll-out-degraded-travel-search-results/
欧州委員会は2026年7月、Googleは検索とGoogle Playで自社サービスを優遇する反競争的行為を行っていてデジタル市場法(DMA)違反だと判断。Google検索について4億6000万ユーロ、Google Playについて4億3000万ユーロの制裁金を科しました。
欧州委員会がGoogleに8億9000万ユーロの制裁金、反競争的行為でデジタル市場法違反の疑い – GIGAZINE

欧州委員会の決定に60日以内に従わない場合、さらに全世界売上高の最大5%に相当する制裁金を定期的に支払わなければならなくなるということで、Googleは欧州委員会と慎重に協議を実施し、EU圏では検索結果から航空券・ホテルを直接予約する機能や空室・空席を参照する機能が削除されることになりました。
代わりに、航空券やホテルなどを検索した際にはページ最上部に旅行向けの専門検索エンジンへのリンク、その下に2つの別の検索エンジンへのリンクが表示されるようになります。
こうした変更について、Googleのナレッジ&インフォメーション担当シニアヴァイスプレジデント(SVP)のニック・フォックス氏はロイターに対し「DMAの要件に準拠するため、ヨーロッパではGoogle検索に大幅な変更を加えました。変更点は、ヨーロッパの人々のユーザー体験を低下させるものです。ネット仲介業者が優遇される一方で地元企業が犠牲になり、人々がこれまで毎日頼ってきた機能を削る変更です」と述べています。
EU圏以外ではこの変更は行われません。
