
大雨で被害もソバの種をまき直し 再びの雨によって難しく(9日午前9時福井市山室町)
8月末の大雨で壊滅的な被害を受けた県産ソバの主な産地では、生産者が懸命に種のまき直しに挑んでいますが、再びの雨によって今シーズンの収穫は難しい状況となっています。
9日、福井市の河合地区にある農事組合法人です。
大雨で地区を流れる北川が氾濫し、収穫を控えたソバ畑は冠水。
水は引いたものの、一度水に浸かったソバは葉や茎が変色して壊滅状態となりました。
■ハーネス河合 縫田義治組合長
「ソバの被害は生産者もそうだが、ソバ屋も困っている。私たち生産者も来年まく種がない」
生産者グループでは、急きょ在来種の種を取り寄せ、一部の畑で排水と整地を行い、再び種をまき直しました。
しかし、断続的に降る雨に頭を悩ませています。
■ハーネス河合 小倉崇文さん
「新芽が出ていた状態だが、きょうのように雨が降り止まないと新芽に影響を及ぼす。水に弱い作物で、大事な時に雨で厳しい状況になる」
成長の早いソバですが、今シーズンの種まきは9月中旬までがラストチャンスとなっていて、再びの雨が農業経営にも暗い影を落としています。
■ハーネス河合 小倉崇文さん
「胸が痛くなる。やれるだけのことはやっていく」
県によりますと、8月末の大雨による県内の農地の浸水被害のうち8割はソバ畑に集中していて、県産ブランドへの影響は避けられない事態となっています。◇午前11時・県庁
県JAグループなどは9日、石田知事に対して「生産者が安心して農業が継続できるよう支援してほしい」と来年度の予算編成に際して県独自の積み上げを求めました。
これに対し石田知事は「1日も早い復旧復興に向けて、連携しながら全力を尽くしていきたい」と述べました。
