9月13日に投開票される沖縄県知事選が、予想外の大接戦となっている。3選を目指す現職・玉城デニー氏を、前那覇市副市長の古謝げんた氏が猛追。要因のひとつは、告示2日前という異例のタイミングでの下地幹郎元郵政民営化担当相の出馬断念だった。「二馬力選挙」と呼ばれる今回の選挙、現地でいま何が起きているのか。

誤差の範囲まで縮まる

「今年最後の大きな選挙だ」──自民党の大臣経験者、A氏が力をこめてそう語るのは、沖縄県知事選についてだ。

現職で3期目の当選を目指すのが、玉城デニー氏。一方、自民党や維新などの政権与党に加えて、国民民主党、参政党が推薦しているのが、前那覇市副市長の古謝げんた氏だ。選挙戦は、実質的に2人の一騎打ちとなっている。

A氏が握っていたスマートフォンには、その選挙戦の情勢調査がつぶさに記されていた。

8月15日と16日の自民党調査では、

玉城氏 45.5%

古謝氏 41.4%

と、約4%の差があった。

古謝氏(右から二人目) ©現代ビジネス

ところが、8月29日、30日の数字は、

玉城氏 47.3%

古謝氏 45.7%

その差はわずか1.6%。「誤差の範囲」にまで詰まっているのだ。

ちなみに地元紙、琉球新報の調査では、「古謝氏が1%に満たないが、リード」となっている模様だ。

古謝氏が玉城氏を猛追している大きな要因のひとつが、出馬を決めていた下地幹郎元郵政民営化担当相が、告示2日前になって不出馬を表明したことだ。

そして下地氏は一転、「古謝さんを勝たせて沖縄を前に進めよう」と古謝氏の支援に回った。

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