ファーウェイが築いた通信基盤と多言語ニーズ、DeepSeekやQwenが広がる理由
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山中 俊之
著述家・起業家
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2026.9.1(火)
ウガンダの首都・カンパラの街並み(写真:ロイター/アフロ)
「軽井沢みたいに涼しいな」
8月24日、ウガンダの首都カンパラの空港(エンテベ国際空港)に降り立った時の感想である。それもそのはずだ。8月のカンパラの気温は約26度と軽井沢と同程度である。湿度に至っては軽井沢よりも低くしのぎやすい。
40度を超える酷暑の場所も多い日本とウガンダでは、気候は随分と違う。標高が1200mと高く、海に面していないため湿度も低くなるからだ。ヴィクトリア湖には面しているが、湖から湿度の高い風が吹くことは少ない。ヴィクトリア湖の存在は、周辺の緑とマッチして涼しく感じさせてくれるように感じる。
カンパラは赤道からわずか35キロしか離れていない。ウガンダは赤道直下の国でありながら、標高1000-1200mの地域が多く、「常春」の国と呼ぶ人もいるほどだ。
もっとも、ウガンダに日本のような酷暑は少ないものの、気候変動の影響はむしろ日本よりも大きい。
ウガンダ北東部では、気候変動が一因とされる大規模な干ばつが発生している。干ばつそのものに起因する作物の全滅、家畜の死滅、それらに伴う急性重症栄養失調(SAM)や関連疾患による死亡が多数報告されている。
2022年の干ばつでは、関連死亡数が2200人に上るとされている(UHRC・ウガンダ人権委員会)。干ばつだけでなく気候変動の影響が指摘される洪水も多数発生している。
ウガンダ人の著名な環境活動家、ヴァネッサ・ナカテ氏は、2021年11月に英国グラスゴーで開催されたCOP26において、「アフリカ大陸の温室効果ガス排出量は世界全体のわずか約3%(〜4%)に過ぎないにもかかわらず、気候危機による最も過酷な被害(干ばつや洪水による人的犠牲)に直面している」という不平等を強く訴え、世界で注目を浴びた。
気候変動による干ばつや洪水の報道は日本では大変に少ない。しかし、多くの炭素を排出してきたわけではないアフリカの人々が自らの生活や命まで危険にさらされる事案が増えていることにはもっと関心を払うべきだろう。
