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ロシアの統一航空機製造会社(UAC)は、完全国産化を目指す次世代ナローボディ機「MC-21-310」の量産初号機が初飛行を完了したことを明らかにしました。同機は2026年8月3日、シベリアのイルクーツクにあるUACの施設から離陸し、1時間23分の飛行を実施しました。
エアバスA320型機やボーイング737型機に対抗するロシアの主力機として位置づけられているMC-21-310は、国内製造部品を使用して組み立てられた初の機体となります。
2009年にローンチされたMC-21プログラムは、これまで長年にわたる開発の遅延を余儀なくされてきました。初期モデルである「MC-21-300」は欧米製部品を多用し、プラット・アンド・ホイットニー製のPW1400Gエンジンを搭載する設計でした。しかし、技術的自立を目指すロシア政府の方針のもと、国産部品の比率を高め、ロシア製PD-14エンジンを搭載した「MC-21-310」の開発へとシフトしていきました。
国内製部品への切り替えは、2014年のクリミア併合によって西側諸国との関係が悪化したことを契機に加速しました。さらに、2022年2月のウクライナへの本格侵攻によってロシアが世界の航空サプライチェーンから完全に切り離された結果、ほぼすべての部品を国産化したMC-21-310が、同プログラムを継続するための唯一の選択肢となりました。しかし、こうした抜本的な設計変更は、すでに遅れが生じていた開発スケジュールにさらなる遅延をもたらす結果となっています。
なお初号機は2027年後半にもアエロフロートロシア航空へ納入される予定となっています。Photo : Rostec
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