日本がブラジルに1-0で勝利 アトランタ1996オリンピック「マイアミの奇跡」
今でこそ日本代表は当然のようにオリンピック出場し、2年前のパリ2024では8大会連続出場を果たしたが、大会から姿を消す不振の時代もあった。それを破ったのがアトランタ1996だった。日本サッカー界にとってメキシコシティ1968で銅メダルを獲得して以来、実に28年ぶりとなるオリンピックでの戦いだった。
3年前にはJリーグが発足し、大会の数カ月前には2002年W杯日韓共催が決定するなど、当時の日本サッカー界は勢いを増していた。
アトランタ1996代表チームには、キャプテンの前園真聖を筆頭に、川口能活、中田英寿、城彰二、松田直樹など個性的な選手が名を連ねた。
そして西野朗監督のもと大志を抱く23歳以下の若手選手たちの初戦の相手は、その2年前のW杯で4度目の勝利をあげていた強豪ブラジルだった。
そのW杯を率いた名将マリオ・ザガロ監督が選んだチームは、当時19歳のロナウドをはじめ、ジュニーニョ、リバウド、ロベルト・カルロスなど才能あふれる若手に加え、オーバーエイジ枠でストライカーのベベト、守備の要アルダイールなどの布陣。下馬評は当然ながらブラジルの一択だった。
1996年7月21日夜、会場となった米フロリダ州のマイアミ・オレンジボウルで「マイアミの奇跡」は始まった…。
