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2026年7月29日
障がいのある人支える
手助け、配慮する共生社会へ

大分・日出町

誰もが暮らしやすい町をめざす大分県日出町は今年度、障がいのある人を町全体で支える「あいサポート運動」を開始した。この運動は、多様な障がいに関する理解を深め、障がい者へのちょっとした手助けや配慮を実践する住民「あいサポーター」を養成するもので、2009年に鳥取県が独自に始めた試み。町は7月、同県との連携協定を結び、町の職員や議員向けの研修を実施した。

■「あいサポート運動」導入

「あいサポーター」を養成する研修で手話を学ぶ町の職員、議員

あいサポート運動は、今年5月までに鳥取県のほか、全国8県19市6町に広がっており、九州での導入は日出町が初めて。

日常生活で手助けを実践する「あいサポーター」になるには、町などが実施する1時間程度の研修に参加する必要がある。修了者には同運動のシンボルマークがデザインされたバッジが交付される。

町はこのほど、あいサポート運動の推進に向けて鳥取県との連携協定を結んだ。同町役場で開かれた締結式には、安部徹也町長と、同県の平井伸治知事のほか、大分県障害福祉課の担当課長らが出席した。

席上、安部町長は、障がい福祉に関する啓発活動や人材育成などで鳥取県と連携を深め、「施策の充実や共生社会の実現につなげたい」と強調。平井知事は「素晴らしい運動を町で広げてほしい」と期待を寄せた。

■鳥取県から全国に拡大、職員、議員の研修開催

「あいサポート運動」について鳥取県の担当者(右)から話を聞く池田町議(中)と安部町長

締結式と同日、第1回「あいサポーター研修」が町の職員や議員を対象に、町役場内で開かれた。講師は鳥取県障がい福祉課の担当者が務め、参加者はDVDの映像などを通じ、視覚障がいや言語障がいなど14種類の障がいの特性や、必要な配慮のほか、手話でのあいさつの仕方などを学んだ。

町は今後、あいサポーター研修の講師を担当する職員を育成し、住民向けの研修も実施する予定という。

あいサポート運動については、公明党の池田淳子町議が他会派の議員に呼び掛け、鳥取県の活動を共に視察。その上で、委員会質疑などを通じ導入を訴えていた。

池田町議は「障がいへの理解を深める運動を通じ、誰にとっても安心できる、優しい町を築いていく」と決意を語っている。

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