2026.07.30
日本新薬は30日、AB2 社がNLRC4異常症およびXIAP欠損症を期待適応症として欧米で開発を進めている「Tadekinig alfa」について、2025年1月に両社が締結したオプション契約に基づき、オプション権を行使したと発表した。
同オプション権の行使により同社は米国における独占的な商業化に関する権利を取得する。
NLRC4異常症およびXIAP欠損症は、希少かつ重篤な遺伝性自己炎症疾患の一種であり、インターロイキン18(IL-18)の過剰産生によりさまざまな炎症症状が引き起こされる。多くは乳幼児期に発症し、生涯にわたり炎症が持続する。両疾患に対する特異的な治療薬は上市されておらず、新たな治療法が求められている。
同剤は遺伝子組み換えヒトIL-18結合タンパク質製剤で、過剰に産生されたIL-18に特異的に結合することでIL-18に関連する免疫・炎症反応を抑制する。米国でオーファンドラッグ指定、ブレイクスルーセラピー指定および希少小児疾患指定を、また、欧州でオーファンドラッグ指定を受けている。
なお、AB2社が米国における承認を取得後は、日本新薬米国子会社のNS Pharma, Inc.(ニュージャージー州パラマス)が同剤を販売する予定である。

医薬通信社
