奈良公園のシカが「外に“居住地”をつくり始めている」 閑静な住宅街に多数のシカ 『食害・フン・通行妨害』住民も頭抱える 2026年07月13日

国の天然記念物「奈良のシカ」が奈良公園の外にある住宅地に多数出没していて住民を悩ませています。

専門家は、いま個体数の増殖を止めないと取り返しがつかなくなると、指摘します。

 

■奈良公園の「神の使い」は“角きり”も住宅街にすみ付いたシカには大きな角が…

 

■住民たちが悩む食害 花壇の花も街路樹も

奈良公園ではなく、住宅街に棲み付いたシカ。

さらに、街路樹の葉をむしったり、花壇に植えられた植物を食べたりと、シカによる食害が深刻化してるのです。

住民の中には育てていた花のつぼみをシカに食べられてから、ネットをかけて防御策を講じるようになった人も。

【住民は】「もうひどいひどい。ひどくなってます。ネットをかけていないと、ほんまこのちょっとした隙間あいたらすぐ。この菊でもね、新芽がいいのかな。みんなかじるんですよ」

 

■道路に出てくるシカ それを撮ろうとする観光客 交通の危険も

 

■県は公園への誘導を試みるも…棲み付いているのは公園から出たシカの子どもの可能性

今や、住民の生活を脅かすまで増えてしまった奈良公園の“外”のシカ。

「奈良の鹿愛護会」の中西副会長は、今後、さらに頭数が増えてしまうと懸念を抱いています。

【「奈良の鹿愛護会」・中西康博副会長】「オス1頭メス3頭がいたら、20年で400頭なる。オスメス1頭ずつでスタートしてもドンと増えるから十分繁殖する」

奈良県などは、シカを公園に誘導する「追い上げ作戦」を実施しています。

ただ、中西副会長によると、このシカたちは、公園から出たシカの子どもの可能性があり、「奈良公園」を知らないため、なかなか公園にすみ付いてくれないと指摘します。

【「奈良の鹿愛護会」・中西康博副会長】「(シカにとって)一応、奈良公園が安全安心なんで、これはやっぱり対応考えてもらいたいなと」

「神の使い」とされてきたシカに困惑する奈良市。 住民の生活と安全を守るために、早急な対策が求められています。

 

(関西テレビ「newsランナー」 2026年7月10日放送)

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