藤井奈々女流初段
Photo By スポニチ

 将棋のトーヨーカネツ杯第2回関西女流新鋭戦の1、2回戦が11日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指され、8月30日、和歌山県有田市の旅館「橘家」での準決勝、決勝に藤井奈々女流初段(28)、松下舞琳女流初段(19)が進出した。

 藤井は午後1時からの対局で森本理子女流1級(23)、3時からの2回戦は水町みゆ女流初段(25)に逆転勝利した。水町戦は振り駒の結果、後手になり、振り飛車党の藤井が三間飛車を採用した。トーチカに自王を囲い桂交換の後、さらに左銀を捨てる攻めを強行。さらに飛車角交換へ踏み込んで2枚角から水町王を寄り形へ追い込んだ。

 トーヨーカネツ杯創設に携わった振り飛車党の第一人者・久保利明九段(50)は「自陣の堅さを生かした振り飛車党らしい勝ち方。持ち味である終盤の鋭さを発揮しました」と評価。出場資格は関西本部所属の女流初段以下の女流棋士、そして女性研修会員。同会館棋士室での研究熱心な姿を垣間見てきただけに、「女流二段になって(出場資格を失い)、卒業してもおかしくない実力はあるはず」と準決勝、決勝での躍進を期待した。

 これで6月27日、一足早く和歌山行きを決めていた今井絢女流初段(24)、前回優勝の木村朱里女流初段(17)の4人で準決勝、決勝を争うことが決まった。対局は今回から料亭対局らしく、着物着用で行われる。

Share.