【シアトル=平島さおり】ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は19日(日本時間20日)、1次リーグ第2戦が行われ、D組は開催国の米国(世界ランキング17位)が豪州(同27位)に快勝し、決勝トーナメント進出を決めた。C組はモロッコ(同7位)がスコットランド(同42位)との接戦を制し、ブラジル(同6位)がハイチ(同83位)に大勝した。(世界ランキングは11日時点)
米国 2―0 豪州
米国が2連勝。11分に左サイドを突破したバログンのクロスが相手のクリアミスを誘い、オウンゴールで先制。43分にはFKの流れから、こぼれ球をフリーマンが頭で押し込んだ。豪州は後半、交代選手を中心に攻勢をかけたが、ゴールをこじ開けられなかった。
2点目を挙げる米国のフリーマン(中央)=AP快足バログン、持ち味発揮しゴールに貢献
米国はエース・プリシックが初戦で負ったケガの影響で欠場。その不安をかき消さんばかりに大声援を送る自国サポーターの後押しを受け、選手たちが躍動感あふれるプレーを見せて1次リーグ突破を決めた。
初戦で2ゴールのバログンが、この日も持ち味のスピードを発揮した。11分、中央を締めてきた相手守備陣に対し、左サイドに流れて最終ラインから縦パスを呼び込み、一気に加速。マークを振り切ってペナルティーエリアに侵入すると、中央に送った低いクロスボールが相手DFに当たり、オウンゴールで先制した。
43分には敵陣深くでのFKで、意表をついた後方へのパスから放たれたミドルシュートは相手DFに当たったが、浮き球にいち早く反応したフリーマンが押し込んだ。いったんはオフサイドが宣告されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定でゴールが認められると、チームメートたちが一斉に駆け寄って喜びを分かち合った。
後半もチーム全体で集中を切らさず、相手攻撃陣を完封。過去最高成績の準決勝進出を果たした1930年の第1回大会以来となる連勝発進をつかみ取った。
「この大会で優勝を目指すなら、チーム全員の力が必要だ」とポチェッティーノ監督。大黒柱が抜けた穴を一丸で補い合ったチームに、躍進の予感が漂ってきた。(平島さおり)
米国・ポチェッティーノ監督
「素晴らしい試合、非常に良い内容の前半だったと思う。組み合わせ抽選の時点で厳しい試合になると予想していたが、我々が試合を支配できていた」
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