侍ジャパン女子の代表メンバーが決定した。8月に台湾で開催される第10回WBSC女子野球ワールドカップに臨む彼女たち。
いよいよ、8連覇へと向かう長い道のりが始まった。ここからは、選ばれた20名の顔ぶれと、彼女たちが挑む戦いの背景を詳しく見ていく。


代表候補合宿を経て20名が発表-Journal-ONE撮影
侍ジャパン女子日本代表の決定とW杯への挑戦
今夏、「第10回 WBSC女子野球ワールドカップ・グループステージB」が開催される。その大一番に向け、侍ジャパン女子日本代表が本格的に始動した。
ワールドカップ8連覇という前人未到の偉業へ。まずは侍ジャパン女子日本代表の陣容が決定したのだ。NPBエンタープライズより、20名の代表選手が発表された。
侍ジャパン女子日本代表(ポジション別)
※数字は背番号
投手(6名)
11 小野寺 佳奈(読売ジャイアンツ)
13 柏﨑 咲和(読売ジャイアンツ)
16 竹村 理(エイジェック)
17 清水 美佑(読売ジャイアンツ)
41 小原 美南(サンブレイズ)
59 泰 美勝(ZENKO BEAMS)


読売ジャイアンツから清水(左)と柏崎が選ばれた-Journal-ONE撮影
捕手(3名)
2 坂口 英里(ZENKO BEAMS)
21 英 菜々子(埼玉西武ライオンズ・レディース)
36 岡田 梨花(IPU・環太平洋大学)
内野手(7名)
4 東 ここあ(読売ジャイアンツ)
6 星川 あかり(阪神タイガース Women)
23 吉井 温愛(エイジェック)
27 只埜 榛奈(東海NEXUS)
31 髙橋 愛(阪神タイガース Women)
45 中村 柚葉(読売ジャイアンツ)
88 小島 也弥(九州ハニーズ)


前回大会でも活躍した阪神・星川-Journal-ONE撮影
外野手(4名)
1 白石 美優(阪神タイガース Women)
7 安達 瑠(九州ハニーズ)
9 村田 凪佐(埼玉西武ライオンズ・レディース)
73 和田 七海(エイジェック)
選出の背景とチーム構成
チーム別で見ると、読売ジャイアンツからの選出が5名で最多。つづいて、阪神タイガース Womenと、エイジェックが3名となった。
前回大会は、2024年にカナダ(サンダーベイ)で行われた。この第9回大会で7連覇を達成した侍たちの中からは、7名が選出された。


エイジェックから選ばれた吉井-Journal-ONE撮影
最年長・最年少選手の存在
最年長は、前回大会でも2番打者として活躍した只埜の31歳。加えて、30歳の経験豊かな小島も選ばれた。小島は2016年から3回連続でW杯に、さらに前回大会もグループステージに出場している。
こういった世界を経験した選手が、チームに落ち着きと王者の風格を纏わせてくれるだろう。
一方で最年少で選出されたのは、唯一の大学生からの選出となった岡田。代表候補合宿の紅白戦では、安打を量産。強肩で盗塁を刺すなど猛アピールし、初の代表を勝ち取った。
加えて、20歳の高橋、21歳の東も初代表に選ばれた。次世代を担う若い選手たちがチームに勢いをもたらしてくれるだろう。


九州ハニーズの小島は世界戦での経験が豊富だ-Journal-ONE撮影
合宿での競争と女子野球の現在地
去る6月5日から7日かけ、国士舘大学で行われた代表候補合宿。大学生6名を含む42名が紅白戦を中心に猛烈なアピールを見せ、絞られた20名のサムライたち。
中島梨紗監督も、「任せられると思う選手ばかりが集まった。」とこの合宿を総括したように、選考は非常に難しいものだったと推測される。
年々、実力と人気が高まる日本の女子硬式野球。高校生の全国大会、大学生の全国大会も参加校が増加し、ハイレベルな戦いで野球ファンを唸らせている。しかし、世界の女子野球レベルも上がり、「中南米の国をはじめ、パワーやスピードに対抗する必要がある。」と、中島監督も警戒を緩めない。


新生・侍ジャパン女子で世界に挑む中島監督-Journal-ONE撮影
■記者プロフィール


編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
