ヴァージンオーストラリア航空は13日、同社の機材更新プログラムにおける次なる重要ステップとして、2027年後半に初のボーイング737-10型機を受領する見通しであることを発表しました。同社はこの最新鋭機を10機確定発注しており、製造元であるボーイング社のアメリカ国内での規制承認手続きが順調に進めば、来年にも初号機の引き渡しが行われる見込みです。

ボーイング737-10型機は、就航後に同社が保有する航空機の中で最大のモデルとなります。この機材の導入により、国内線および短距離国際線ネットワーク全体での座席供給量と柔軟性が大幅に向上し、より効率的で無駄のない運航体制の構築が期待されています。
ヴァージン・オーストラリア航空の最高経営責任者(CEO)であるデイブ・エマーソン氏は、今回の発表に際して「737-10型機の導入は、当社にとって非常に大きな前進です。より機齢が若く、静かで、燃費効率の高い機材群を構築していくための重要なステップとなります」と語りました。同氏はさらに、航空会社にとって機材の刷新は短期的・中期的に温室効果ガス排出量を削減するための最大の手段であると強調し、737-10が既存の737-8の環境メリットをさらに高めるものであると述べています。
同社は2026年6月でボーイング737MAXの運航開始から3周年を迎えます。現在19機の737-8型機が稼働しており、旧世代の737-800型機と比較して、これまでに約3,000万リットルの燃料を節約し、7万7,000トン以上のCO2排出量を削減したと試算されています。年内にはさらに7機の737-8型機が納入され、同型機は合計26機体制となる予定です。
また、今回の次世代機導入の発表は、ブリスベンの整備格納庫にて開催された同社の最新737-8型機「レイク・センテナリー(Lake Centenary)」のお披露目イベントに合わせて行われました。特別な赤い塗装が施されたこの機体は、同社にとって150機目のボーイング737の受領であり、現在の保有フリートの中で100機目の737型機となる記念碑的な存在です。機内の頭上収納ロッカーには、同社の変革を支える8,000人以上の従業員の名前が印字されており、従業員やその家族への感謝を示すシンボルとなっています。


ボーイングの東南アジア・オセアニア地域民間航空機セールス&マーケティング担当バイスプレジデント、エリカ・ピアソン氏も「737 MAXファミリーを中核とした機材の近代化において、引き続きパートナーシップを組めることを嬉しく思います。座席数の増加のみならず、フリート全体の共通性を維持しながら環境性能を向上させることが可能です」と歓迎の意を表しました。
今後、ボーイング737-10型機は、737-8やエンブラエルE190-E2といった新世代の機材群に加わり、ヴァージン・オーストラリア航空が掲げる運航効率と顧客体験の向上を強力に後押ししていくことになります。Photo : Virgin Australia
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