県高校総体は最終日の9日、豊見城市民体育館で、台風6号の影響で延期したバレーボールの男女決勝リーグの残りが行われた。男子は首里が3戦全勝で63年ぶり2度目の優勝を飾った。女子は西原が3戦全勝で、3年ぶり13度目の頂点に立った。

バレーボール

(豊見城市民体育館)

 【男子】

 ▽決勝リーグ

首  里 2 25-19 1 美里工

        24-26

        25-23

美里工  2 19-25 1 西  原

         25-23

         25-22

首  里 2 25-10 0 那覇工

         25-15

西  原 2 20-25 1 那覇工

          25-16

          25-10

 ▽同最終成績 (1)首里3勝(2)美里工2勝1敗(3)西原1勝2敗(4)那覇工3敗

 【女子】

 ▽決勝リーグ

西  原 2 25-13 0 中部商

         25-12

西  原 2 25-18 0 知  念

         25-21

首  里 2 25-21 0 中部商

         25-16

首  里 2 25-17 1 知  念

         18-25

         25-17

 ▽同最終成績 (1)西原3勝(2)首里2勝1敗(3)知念1勝2敗(4)中部商3敗

男子首里 最終セット 強打で奪取

男子決勝リーグ 首里-美里工 第3セット、首里の嶺井大昊(右)がスパイクを放つ=豊見城市民体育館(金城拓撮影)

男子決勝リーグ 首里-美里工 第3セット、首里の嶺井大昊(右)がスパイクを放つ=豊見城市民体育館(金城拓撮影)

 「皆で歴史を変えるぞ」。試合開始前、チーム全員で円陣を組んで誓い合った言葉を現実にした。男子首里は63年ぶりの優勝を決めた瞬間、控え選手も雄たけびを上げてコートに滑り込み、全員で抱き合って喜んだ。主将の安仁屋葉乙(3年)は「卒業した先輩たちのためにも絶対に優勝したかった。気持ちの勝利」と涙を浮かべた。

 決勝リーグ2勝同士、ライバル美里工業との最終戦は大接戦となった。第1セット、ダブルエースの安仁屋と嶺井大昊(3年)を中心に得点を重ね、25-19で先取に成功。だが第2セットは1点を取り合うシーソーゲームとなり、ジュースの末に24-26と奪い返された。

 最終第3セットは先発唯一の2年生セッター、上江洲真瑠が両サイドにトスを振り分けた。美里工のブロックをうまくかわし、両エースが力強いスパイクで得点。25-23で競り勝つと会場は歓喜の渦に包まれ、選手たちは跳び続けた足を引きずり、喜びを分かち合った。

 上江洲は「自分のできるプレーに集中することで勝てた」と声を弾ませた。嶺井も「接戦を制したことで自信につながった。九州、全国では1勝でも多く勝ちたい」と力を込めた。(下里潤)

西原女子 完勝V 主要大会全セット連取中

女子決勝リーグ 西原-知念 第1セット、西原の我如古杏菜がスパイクを放つ=豊見城市民体育館(金城拓撮影)

女子決勝リーグ 西原-知念 第1セット、西原の我如古杏菜がスパイクを放つ=豊見城市民体育館(金城拓撮影)

 女子は西原が3年ぶり13度目の栄冠に輝いた。昨年12月の新人大会から県内主要大会で1セットも落とさないまま、4連続優勝。今回は主将渡久山樹(3年)をけがで欠いたが、2年生を中心に次々とスパイクを決め、選手層の厚さを見せ付けた。

 知念との最終戦は序盤こそリードを許したが岸本ななみ、幸喜美紀、秋田美桜ら2年生を中心に反撃。速攻やクイック、バックアタックなど多彩な攻撃で翻弄(ほんろう)し、第1セットを25-18で先取した。

 第2セットはボールをお見合いするなど連係ミスもあったものの、要所で得点を重ねて25-21で勝負を決めた。

 セッターの小島蒼(3年)は「全員でボールを拾い、全員で打つのが西原の強み。全国では集中力を上げてベスト8以上を目指す」と強調。岸本も「主将を欠いた分、逆に団結力が高まった。皆で支え合い、攻撃力を高めていく」と誓った。(下里潤)

県高校総体 熱戦を振り返る

 



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