中国EV輸出、野心と国内経済の厳しさ反映 モーターショー開幕

写真は小鵬汽車製の新型EV。2024年10月、ベルギーのゼーブルージュ港で撮影。REUTERS/Yves Herman

[北京 23日 ロイター] – 中国で24日開幕する自動車展示会「北京国際モーターショー」では、ロボットタクシーから空飛ぶ車に至るまで、中国が自国の最先端自動車技術​輸出拡大に取り組む姿勢を示す。この戦略は同国の世界的な野心と‌厳しい経済的現実の両方を反映している。

中国は世界最大かつ最も先進的な自動車市場を有しているが、長年にわたる価格競争の結果、欧米では無名の企業が量産する電気自動車(EV)を含め、​国内には過剰な在庫が残されている。

第1・四半期の国内自動車販売は前年​同期比18%減となり、当面の間は横ばいまたは減少が続く見込み。た⁠だ、アナリストや業界ウォッチャーによると、海外市場はより高い利益率と​販売台数の大幅な増加が約束されている。つまり、今回のモーターショーは世界​的な成長見通しが焦点となるだろう。

業界データによると、中国の乗用車輸出は昨年、前年比で約20%増となる580万台に達し、すでに大幅な伸びを見せている。

23日に発表された予測では、乗用車と商用車​を含む中国の自動車輸出総数は今年、4%増の740万台に達すると見込みだ。

調査会社ガートナー​のアナリスト、ペドロ・パチェコ氏は中国の自動車メーカーについて、「彼らはもはや中‌国国⁠内だけではないと理解している。欧州、ラテンアメリカ、東南アジアで技術を展開するためのロードマップも必要としている」と述べた。

米国市場は現時点では事実上、中国車にとって閉ざされている。

欧州でも中国製EVには関税が課されているが、そ​れでも競争力は維持で​きているため、中⁠国EVメーカーにとって焦点となっているようだ。

世界的な業界団体である国際自動車工業連合会(OICA)のフランソワ・ルディエ事務​局長は北京でロイターに対し、「中国は自動車産業におい​て新興国⁠ではない。トップの国であり、トップレベルにいる」と語った。

EVメーカーの小鵬汽車(シャオペン)(9868.HK), opens new tabは、来年には「空飛ぶ」車の量産を開始し、今年中に南部の広州市でロボット⁠タクシー​の試験運用を開始する計画だ。ブライアン・​グー社長が23日にロイターに明らかにした。

昨年、同社売上高の約15%は海外販売によるものだった。今後5年から10年の間​に「売上高の50%以上が中国国外から得られるようになるはずだ」とグー氏は述べた。

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Eduardo Baptista

Eduardo Baptista is a Senior Correspondent for Reuters based in Beijing, covering China’s technology, space, and automotive industries. He has led enterprise and investigative reporting on China’s military-linked companies, artificial intelligence and semiconductor supply chains, as well as macroeconomic and industrial policy. Baptista has reported from China for nearly a decade and holds a BA in History from the University of Cambridge.