米ボーイングが、最大500機の航空機販売契約の最終合意に向けて中国と交渉中であることがわかった。事情に詳しい関係者が明かした。2017年にトランプ米大統領が最後に訪中して以来、ボーイングの中国向け販売は停止していたが、再開される見通しとなった。
匿名を条件に語った関係者の1人によると、両者は依然として複雑な航空機販売契約の条件を詰めている段階で、機種や販売数量、納入スケジュールなどが協議対象になっている。長年にわたり進められてきたこの大型契約は、米中が通商対立を緩和できるかにかかっており、関係者らは引き続き破談となる可能性もあるとしている。

中国国際航空のボーイング737機(米シアトルで)
Source: Bloomberg
関係者によると、中国当局はすでに国内航空会社に対し、必要とするボーイング機の台数について協議を始めている。
ブルームバーグが協議について報じた後、ボーイング株は21日の時間外取引で一時3.7%上昇した。今年に入り、ボーイング株はケリー・オートバーグ最高経営責任者(CEO)による立て直しを背景に、27%上昇している。
ボーイングの航空機受注は、トランプ氏が1月に大統領に就任して以来、米国外交において重要な役割を果たしている。各国は、非常に高額な航空機の新規・暫定契約や既存契約を誇示することで、米国との貿易不均衡を是正しようとしてきた。
米中は、最大145%にまで膨らんだ報復関税を緩和して以降、複数回の協議を重ねてきたが、最終的な通商合意にはまだ至っていない。習近平国家主席は今夏の電話会談でトランプ大統領を中国に招待しており、時期は未定だが、10月下旬に韓国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の前に、両首脳が会談する可能性がある。

原題:Boeing Said to Be in Talks to Sell Up to 500 Jets to China (1)(抜粋)
