終戦の翌日に起きた爆発事故で多くの若者が犠牲となった震洋特別攻撃隊の慰霊祭が、8月16日に高知県香南市で行われました。

香南市夜須町住吉海岸にある慰霊碑。
震洋隊の事故から80年の慰霊祭には地元住民ら30人あまりが参列し、亡くなった隊員たちの冥福を祈りました。

旧日本海軍の震洋隊は爆薬を積んだ小型ボート「震洋」で敵艦隊に向けて体当たり攻撃を行う部隊で、終戦翌日に出撃命令を受け、準備中の爆発事故で111人が命を落としました。

16日は慰霊碑のそばにある憩いの家で読経と焼香が営まれました。慰霊祭は71年にわたって続いてきましたが、遺族の高齢化などから今年で読経供養は最後となります。

富山から参列した唯一の遺族、三矢幸子さんは叔父の竹澤嘉盛さんが犠牲となりました。

■三矢幸子さん
「ちょうど戦後80年ということで、もう1回慰霊祭に参列したいと思い、地元の人が80年経った今でも、こういう風に大切に慰霊祭をしてくれているので、私たちももう1回手を合わせにきたいと思い来た。あちこちで戦争が起こっている。やっぱり痛ましいことで、はやく平和な時がくればいいなと思う」

■震洋隊奉賛会 横田栄介会長
「若い人にも隊員たちの気持ちですかね、それをもっと理解して本当に戦争はダメだと考えを持ってほしい」

今後は地域の人々が慰霊碑に手を合わせ、事故の記憶を語り継いでいくとしています。

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