山梨市の男性が所蔵していたもので、これまで詳細が分からなかった天守台の実態を知る貴重な史料として期待されます。

【写真を見る】歴史的発見! 駿府城の天守台を描いた“幻の絵図” 「家康が生きているときのもの」 山梨市の男性が大発見

 天下人・徳川家康が晩年を過ごしたのが静岡市の駿府城です。

 度重なる火災で城内の建物の多くが焼失し、 特に天守台の詳細を伝える史料はほとんど見つかっていませんでした。

 そんな中、県内である大発見がありました。

歴史学者 平山優さん
「(駿府城の)天守の実態を知るものすごく貴重な史料。おそらく唯一の史料だろうと思います」

 見つかったのは「駿府御城内絵図」と書かれた史料です。

 そこには多くの謎に包まれていた駿府城の天守台が描かれていました。

 この絵図を所蔵していたのは、山梨市にある藤原時計店の藤原義久さんです。

 郷土資料の収集が趣味の藤原さんが15年ほど前、都内の古書店で購入。

 今年になり専門家に見せたところ、たいへん貴重な史料だと分かったということです。

藤原時計店 藤原義久さん
「ずっとしまいっ放しになっていたようなかたちの中で、こういったものが日の目を見られたことは本当にうれしいです」

 絵図は約70cm四方の大きさで、天守をはじめ、屋敷といった建物や通路の位置や形が細かくはっきりと描かれています。

 城郭研究家で、駿府城にくわしい加藤理文さんはこの絵図の意義を次のように述べました。

城郭研究家 加藤理文さん
「どうやって中に入るのかというのが全く分からなかったのだが、どこに続櫓・付櫓があって、その天守の中に入るのかというのが(この絵図で)初めて分かった。家康が生きているときの(様子を描いた)ものだと考えていいのではないか」

 今回、見つかった絵図が、今後の駿府城の研究を後押しする重要な史料となることが期待されます。

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