
小型のキリコを組み立てる子どもら=珠洲市宝立町で
住民ら組み立て「本番が楽しみ」 2年ぶりの開催となる宝立七夕キリコまつりを翌日に控えた1日、会場となる珠洲市宝立町の見附公園駐車場で、住民らがキリコを組み立てた。未曽有の災害を乗り越え、再び立派にそびえ立った高さ約13メートルのキリコを住民らは笑顔で見守った。(高橋信)
出勤前に作業の大半を終えられるよう早朝から組み立てに取りかかった。約30人の参加者は、巨大なクレーン車がつり上げたキリコの位置を微調整したり、担ぎ棒をはめ込んだりして、1時間ほどで組み上げた。
キリコのあんどん部分「中幅(なかふく)」には「見附島」の文字が。能登半島地震で姿は変化しても変わらずに存在し続ける宝立町の象徴に、祭りも規模の縮小などを余儀なくされたが存続させたいという思いを重ねた。
キリコ運行の責任者「取締」を務める宮崎仁志さん(48)は「これまでの会場とは違うので、不都合がないか気がかり。担ぎ手も集まるか不安」と語った。
会場近くの仮設住宅前などを巡行する子ども用の小型のキリコも組み立てられた。宝立小中学校の中学生年代の生徒13人らが参加し、大人たちの手を借りながら組み上げた。
幼少期から祭り好きだという同校9年の脇朱里(あかり)さん(15)は「重いキリコをみんなで担ぐことで絆を感じられる。本番が楽しみ」と話した。
