米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループが、欧州事業の拡大に伴い、ロンドンオフィスの面積を2倍以上に拡張する計画を進めている。事情に詳しい関係者が明かした。
匿名を希望する複数の関係者によると、フォートレスはロンドンのメリルボーン地区ベーカー・ストリート25番地で、約1850平方メートルのスペースを借りる交渉中だという。このスペースは、デベロッパーのダーウェント・ロンドンと、建物全体の半分の賃貸契約を結んだパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)からのサブリースとなる予定だ。正式な契約はまだ締結されていない。
この取引が実現すれば、フォートレスは現在拠点を構えるメイフェア地区のオフィスから、面積を2倍以上に拡大することになる。同社は現在、ジョシュ・パック共同最高経営責任者(CEO)が米・ダラスからロンドンに移り、欧州展開を指揮する体制づくりを進めている。
同社は機関投資家・富裕層向け部門や、プライベートクレジット部門で、上級人材の採用も進めている。
フォートレスとPIMCOの広報は、いずれもコメントを控えた。
ロンドンの人気エリアでの新築オフィスへの需要は、相次ぐショックにより開発プロジェクトが停滞する中、供給を上回っている。英不動産ブローカー、サヴィルズのデータによると、メイフェアやセント・ジェームズといったロンドン中心部の高級オフィス街では、空室率はわずか3.5%だ。
原題:Fortress to Double London Footprint to Accommodate European Push(抜粋)
