【エルサレム=作田総輝】イスラエル軍は22日、パレスチナ自治区ガザの最南部ラファや北部ジャバリヤなどで軍事作戦を実施した。ロイター通信は、軍の戦車が人口の密集するラファ中心部まで侵攻したと報じた。戦闘の激化により、被害拡大の懸念が強まっている。

パレスチナ国家承認は「テロリズムへの報酬」、イスラエル首相が非難…「邪悪な者に国を与えてはならない」

 軍の発表によると、ラファでは空軍機の攻撃でイスラム主義組織ハマスの戦闘員3人を殺害した。ジャバリヤでは武器が保管されていた軍事施設を攻撃した。

 ロイター通信は地元住民の話として、ラファで22日夜に展開された激しい戦闘の様子を伝えた。ドローンや戦車による砲撃が一晩中、止まらなかったという。 イスラエル軍は5月に入り、ハマス幹部らが潜伏しているとみるラファで攻勢を強めているが、ラファへの大規模侵攻に後ろ盾の米国は反対している。イスラエル軍は「民間人の被害を防ぐためのあらゆる努力をしている」と強調している。 イスラエル主要紙ハアレツは22日、ラファ上空からの衛星画像を公開した。多くの建物が損壊した状況を分析し、「地上侵攻は『限定的』とされているが、実際は大規模な地上作戦だ」と指摘した。

Share.