1回2死1、2塁、高橋礼が末包(右)に逆転3ランを浴びる(19日)=河村道浩撮影1回2死1、2塁、高橋礼が末包(右)に逆転3ランを浴びる(19日)=河村道浩撮影 広島9―3巨人(セ・リーグ=19日)――広島が今季初の同一カード3連勝。一回に小園の適時打と末包の3ランで逆転し、中盤にも効果的に加点した。巨人は二回以降、打線が沈黙し3連敗で3位に後退。

          ◇先発の高橋礼(19日)=東直哉撮影先発の高橋礼(19日)=東直哉撮影 初回に二死から3点を奪い、巨人ベンチは活気に包まれた。しかし、直後に盛り上がりは消えた。試合後、阿部監督は振り返った。「あの4球がすべて」。それは、先発の高橋礼が先頭の秋山に与えたストレートの四球を指していた。 苦戦が続くマツダスタジアムで、今回はいきなり打線の援護を受けた。杉内投手チーフコーチが「守りに入るのは確かにある」と言うように、投手心理としては難しい試合の入りだった。1回2死1、2塁、末包に3ランを浴びた高橋礼(19日)=東直哉撮影1回2死1、2塁、末包に3ランを浴びた高橋礼(19日)=東直哉撮影 高橋礼の胸中は「早くアウトがほしい」という一心だった。4月の登板でイメージと実際の投球に「ズレが生まれやすい」と感じた慣れないマウンド。小林の構えるミットに投げられず、広島打線に捕まった。二死から末包に逆転3ランを浴びるなど4失点。先発ではプロ7年目で自己最短の1回で交代を命じられた。9回、ベンチで下を向く高橋礼(19日)=東直哉撮影9回、ベンチで下を向く高橋礼(19日)=東直哉撮影 ソフトバンク時代に新人王に輝いたサブマリンは、故障もあって投球フォームを崩し、四球を連発することも増えた。4~6年目の3年間で1勝。巨人では初登板から3試合で2勝を挙げても、最近は勝てなくなり、過去の苦い記憶が脳裏にちらついた。「勝ちがほしい」との思いが膨らみ、打者との勝負に集中できなくなる自分がいたという。 阿部監督は「しっかり対策を練って、また戻ってきてほしい」との言葉とともに、二軍での再調整を明言した。被打率が高い左打者、慣れない屋外球場への適応など課題は多いが、「まずは気持ちの整理。弱い、ネガティブな気持ちになる自分とも一緒に戦っていけるように」と高橋礼。新天地での苦い黒星を、復活への糧にしたい。(財津翔)
 
巨人・阿部監督
「3点取った後(の与四球で)相手もいけるんじゃないのと思ったはず。(マツダスタジアムで今季6戦未勝利となり)東京ドームで負けなきゃいい。それだけだよ」

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