小山市は16日、2023年度のふるさと納税寄付額が40億円を突破したと発表した。過去最高額で3年連続県内1位だった22年度を約9億円上回った。返礼品はボックスティッシュとトイレットペーパーなどが圧倒的な人気で、物価高で生活必需品を求める動きが寄付額の伸びを後押ししたようだ。小山市の返礼品で圧倒的な人気のボックスティッシュ類(16日、小山市役所で)小山市の返礼品で圧倒的な人気のボックスティッシュ類(16日、小山市役所で) 市まちの魅力推進課によると、23年度の寄付額は約41億4000万円。寄付件数は約32万件で、22年度より約5万件増えた。返礼品ごとの件数では、市内の坪野谷紙業が生産するボックスティッシュとトイレットペーパーが前年度より約9万件増え、全体の約96%を占めた。

 ほかは、ふとん(1・2%)、地酒(0・4%)などで、増加分のほとんどがティッシュやトイレットペーパーだとみられる。一番人気は「クラリスボックスティッシュ60箱セット」(寄付金額1万4000円)。 同市では19年にティッシュとトイレットペーパーを返礼品に加えた。翌年からのコロナ禍で申し込みが急増。さらに物価高が顕著となった22年度分では寄付全体に占める割合が9割を超え、21年度の6割台から大幅に上昇していた。浅野正富市長は「コストパフォーマンスがいいのも人気の要因。生活必需品としてふるさと納税を使って家庭に常備するリピーターも多いのではないか」と話している。(林栄太郎)

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