阪神2―0巨人(セ・リーグ=17日)――阪神投手陣が踏ん張った。三回に森下の2点打で先行。伊藤将が6回無失点と好投し、計4投手で零封した。巨人は再三の好機を生かせず、連勝は6で止まった。◇ 打線は何度も得点圏に走者を進めながらあと1本が出ず、巨人の連勝は止まった。ただ、好材料もあった。3投手が許した安打は三回の3本のみで、投手陣は変わらず安定している。今季初先発した3年目の赤星が流れを作った。3回2死1、2塁、森下に先制の2点2塁打を許した赤星(中央)=吉野拓也撮影3回2死1、2塁、森下に先制の2点2塁打を許した赤星(中央)=吉野拓也撮影 開幕をリリーフとして迎えた影響を感じさせず、立ち上がりからキレのある直球をテンポ良く投げ込んだ。三回、二死走者なしから近本、中野、森下の3連打に守りのミスも重なって2点を失った。「二死から粘れるようにしたい」と反省したが、5回2失点で役割を果たした。

 この登板はチームの「新ルール」を象徴した。 開幕ローテーションから外れた先発投手を一軍のロングリリーフから起用する阿部監督は、「この順序でやらないと競争にならない」と意図を説明。開幕時点で先発7番手だった赤星も、4月3日の中日戦で中継ぎとして好投し、不振のメンデスに代わってチャンスをつかんだ。 昨季までは二軍で好結果を残した投手がすぐに一軍で先発し、大量失点した試合もあった。二軍の先発から一軍のロングリリーフ、一軍の先発と段階を踏ませることは、二軍の投手にとっても好影響がある。ファームで先発に挑戦している2年目の田中は「目標にしやすい」と明かす。 新ルールに従えば、次の候補はロングリリーフで控えてきた井上と横川。この日は横川が六回から2番手で登板し、2回を投げて無安打無失点に抑えた。好調が続く投手陣の背景に、活発になった競争がある。(福井浩介)

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