
新幹線開業から2年経過「開業効果を維持」駅からの周遊促進 インバウンド誘客に課題(福井駅)
福井財務事務所が6月、北陸新幹線の開業から2年が経過した県内の観光客の動向を分析し、「開業効果は維持されている」とする一方、駅からの周遊促進や、インバウンドの獲得に「伸びしろ」があるとしています。
福井財務事務所は、県観光連盟や日本観光振興協会のオープンデータを活用し、開業の1年前の2023年3月から開業2年目=2026年2月までの県内の観光客数や宿泊者数などを分析しました。
このうち県内を6つのエリアに分けた観光客数の推移では、開業1年目に大幅に増加した「福井・永平寺」や「奥越」では2年目にかけやや減少したものの、「あわら・坂井」や「嶺南」では1年目より2年目の方が観光客が多くなりました。
全てのエリアで関東方面を中心に観光客が増えていることから、福井財務事務所では「総じて開業効果は維持されている」としています。
一方で、開業2年目の観光客の新幹線利用率をみますと「丹南」で5.5%、「嶺南東部」で11.9%、「嶺南西部」で7.4%と低調で、これらの地域では新幹線駅からの周遊促進が引き続き課題となっていて、今後「伸びしろがある」と分析しています。
このほかインバウンドについては、県内の2025年度のホテルなどの全宿泊者数に占める外国人の割合はわずか2・9%と、全国平均27.2%を大きく下回りました。
新幹線開業による直接的な効果はみられず、福井財務事務所では、インバウンドの獲得に向けては、受け入れ体制の充実や、県内への誘客促進が必要だと指摘しています。
