全国各地でクマの出没が相次ぎ、秋田市の会社が開発したクマ撃退スプレーには、県の内外から問い合わせが相次いでいます。

関心が高まるクマ対策グッズ。

藤田アナウンサーが取材しました。

クマ対策の商品を開発している秋田市の熊ノ護化研。

岡泰造さん
「こちらがクマ撃退スプレー、弊社で開発しました秋田マタギ の一撃でございます」

カプサイシンという成分がクマの目や鼻など粘膜に刺激を与えることで撃退できるというスプレー。

岡泰造さん
「ずっとクマの方、視線をそらさずにいながらもし近づいてくるようであれば、あとこのまま片手で取れますので簡単に」「クマと鉢合わせたときはなるべくクマと目線を外さないようにして、もうノールックでこのスプレーを噴射できるように」

海外などで販売されているスプレーは射程距離が4メートルほどだといいますが、このスプレーは、最長で6メートル先まで飛ぶよう設計されています

藤田アナ
「ここが6メーターです。結構距離ありますけども、大丈夫なんでしょうか」「噴射してみたいと思います。ロックをとって、6メーター先の的めがけていきますよ。3、2、1ファイヤー。うわーすごい。距離が伸びますね」

この日は、ビル風があったこともあり、的には届かなかったものの、威力は抜群です。

衣料品の卸会社を経営している岡泰造さんは、3年ほど前にクマ撃退スプレーの開発に乗り出しました。

試行錯誤の末、今年4月に販売を開始し、すでに2万本を販売しています。

岡泰造さん
「このクマの風評被害でいや~秋田おっかないから行けないなとか、また秋田に住みたいけど住むの怖いなと思われてしまうと、秋田の未来が奪われていくのではないかなというふうに強く思いまして、クマスプレーがそういったものの解決の一助となれれば、我々もうれしいなと思っています」

去年4月に熊ノ護化研を立ち上げてさまざまな商品を開発しています。

藤田アナ
「社長こちらは何でしょうか?」
岡泰造さん
「こちらはハンドベアホーンと申しまして」
藤田アナ
「音が鳴るんだ」
岡泰造さん
「そうです。山とかに入るときに今から山入るよということをクマに伝えるためのアイテムになります」
藤田アナ
「電池とかそういうの使うわけでもない感じですね」
岡泰造さん
「そうですね、こちらはあくまでもアナログな手で圧縮空気を押す」
藤田アナ
「これもう押すだけ?」
岡泰造さん
「思いっきり押していただければ」
藤田アナ
「いきますよ。ポー。お~、えっ、えっ」
岡泰造さん
「すごい音でしょ?」「120デシベルでクマの耳に一番届きやすい音になっております」「まず何よりも重要なことはクマに会わないことこういうアイテムをお持ちになられた方がよろしいかと思ってこちらも製造しました」

マタギ発祥の地ともいわれる北秋田市阿仁にも、クマ対策グッズを開発する会社があります。

前野信之さんはスピーカーの部品を作る会社を経営する音の専門家です。

阿仁では、頻繁にクマを見かけるといいます。

前野信之さん
「歩いている時に出会うともう怖くて仕方がない感じですね。今の職場っていうのが、スピーカーの振動板って部品を作ることをしているので、しかも阿仁クマ出るじゃないですかもう作らないとダメだなと思ったのがきっかけですね」「爆竹を鳴らしたような音が鳴りますね」

開発期間3年。

今年4月に発売した熊よけ棒。

前野信之さん
「空中でこれを振りかざしたときのエネルギー、太いエネルギーが急に細くなるところに巨大に伝わって反発する時の振動でバチンと鳴る」
藤田アナ
「空中で音がなっているんですか?」
前野信之さん
「そうですそうです」
藤田アナ
「お~」
前野信之さん
「結構耳に衝撃くると思うんですよ」
藤田アナ
「耳にきます、これ」
前野信之さん
「多分離れている人はそんなにわかんないですけど、ジェット戦闘機がマッハ1以上で飛ぶ時にバーンって鳴る音と同じ原理なんですよ、おもちゃみたいなものなんですけど、ソニックブームというものです」
藤田アナ
「びっくりしました」

一方、こちらは、去年の春に販売を始め、100台以上売れたという商品、その名もベアビビール。

前野信之さん
「ここに間欠というモードがついてて、10秒に1回鳴るんですよ。今試してみますね」「ビー」「人間がここにいるから近寄らないでねっていうシグナルですね」

農作業をする時などに近くに置いて使用します。

このほか、前野さんは、鈴やにおいでクマが寄ってこない商品も開発しています。

クマの出没が相次ぐ県内。山の中や山の近くで行動する際には、万全の備えが欠かせません。

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クマ撃退スプレー「秋田マタギの一撃」は、これまでの海外製のものと比べて携帯しやすくコストパフォーマンスにも優れているため、対策の広がりに一役買いそうです。

※6月18日午後6時15分のABS news every.でお伝えします

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