ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.06.03 11:33
韓国国内の飲酒文化が急速に変化している。家計の酒類消費支出は10四半期連続で減少し、今年1-3月期の減少幅は過去7年間で最大となった。
国家統計ポータル(KOSIS)と家計動向調査によると、今年1-3月期基準で1世帯あたりの月平均の酒類実質消費支出は1万3000ウォン(約1370円)と、前年同期比で9.0%減少した。
実質消費支出は物価上昇の影響を除いた数値。酒類支出の減少率は、2019年に四半期統計再集計が始まって以降で最大だった。
酒類実質消費支出は2023年10-12月期(-4.4%)から今年1-3月期まで10期連続の減少している。通常、旧正月や秋夕(チュソク、中秋)が含まれる四半期には酒の消費が増加していたが、最近はこうした傾向も薄れている。
◆会食が減り「ソバーキュリアス」拡散
専門家らは、新型コロナ流行以降に飲酒や会食の文化が変わったうえ、健康を重視する社会的雰囲気が広がったことが主な原因とみている。
最近は酒を飲まないライフスタイルを追求する「ソバーキュリアス(Sober Curious)」文化が拡散し、ノンアルコール・低アルコール飲料市場も成長している。
ソバーキュリアスとは「しらふ」を意味するソバー(sober)と「好奇心が強い」を意味するキュリアス(curious)の合成語で、飲酒を前提とするよりも酒なしに楽しみを探そうとする姿勢を指す。
ただ、家計動向調査ではノンアルコール飲料も酒類消費支出項目に含まれる。
一方で、たばこの消費は増加傾向を示した。今年1-3月期のたばこの実質消費支出は前年同期比1.5%増え、4期連続の増加となった。
物価上昇分を反映した名目消費支出ベースでも酒類の消費減少は目立った。今年1-3月期の酒類名目消費支出は前年同期比で7.5%減少し、8期連続の減少となった。
◆中壮年層で減少幅目立つ
世帯主の年齢別では50代世帯の酒類消費支出の減少幅が最も大きかった。1-3月期の50代世帯の酒類消費支出は前年同期比で10.2%減少した。
60歳以上の世帯も6.9%減少した。39歳以下の世帯と40代の世帯はそれぞれ5.7%減、5.1%減だった。
39歳以下の世帯は5期連続、40代の世帯も9期連続で減少している。
酒類の消費減少は出荷量の統計にも表れている。2024年の韓国国内の酒類出荷量は315万1000キロリットルと集計された。これは2014年の380万8000キロリットルと比較して17.3%減少した水準だ。
過度な飲酒文化も変化の兆候が表れている。疾病管理庁によると、昨年、全国17市・道の月間暴飲率の中央値は33.8%と集計された。
月間暴飲率とは、過去1年間に月1回以上、1回の席で男性は酒類7杯(ビール5缶ほど)以上、女性は5杯(ビール3缶ほど)以上の飲酒した人の割合を意味する。
この数値は2021年の31.7%から2023年の35.8%まで2年連続で上昇したが、その後は2年連続で下落した。
