京都サンガF.C.は、“京都の宝”である未来を担う子どもたちに、サッカー観戦を通じて感動を体験する「こどもたちに夢と感動を!プロジェクト」を今年も4月11日岡山戦をはじめ計3試合で実施し、子どもたちをスタジアムにご招待いたします。
次回実施の5月30日(土)プレーオフ第1戦に先駆けて、特別企画として太田 岳志 選手に子ども時代の夢や感動体験をインタビューしましたのでお届けいたします。
幼稚園の頃、卒園アルバムに「おもちゃ屋さんで遊びたい」と書いていました。「ケーキ屋さんになりたい」や「おもちゃ屋さんになりたい」という子はたくさんいたけれど「『おもちゃ屋さんで“遊びたい”』って書いたのは、あんただけやで」と親にはずっと突っ込まれています(笑)。おもちゃ屋さんの、あらゆるおもちゃで遊びたかったんでしょうね。
その後、小学1年生でサッカーを始めてからは「サッカー選手になりたい」とずっと思ってました。6年生の時には日韓ワールドカップがあって、ああいう舞台でやりたいという憧れも持っていました。放課後にクラスメイトたちと野球をやることもあったけれど、野球選手になりたいというのはなかった。それだけサッカーとの出会いが大きかったですね。
小学5年生のとき、地元で有名なお肉屋さんが主催する名古屋グランパスのサッカー教室に参加しました。僕自身、プロ選手のサッカー教室が初めてで『グランパスの選手が来るんだ!』とすごく嬉しかったですし、実際に古賀正紘さんや岡山哲也さん、京都サンガF.C.でもプレーされた中谷勇介さんたちから間近でアドバイスを受けられたことに感動しました。
最後にリフティング大会があったんですが、そこで200回くらいできて優勝して、参加選手全員のサイン入りボールをプレゼントされたことも思い出です。後日、招待チケットをもらってスタジアムへ試合観戦に行ったとき、ポケットサイズの選手リストを見ながらみんなと「この選手はサッカー教室に来てくれた人や」と盛り上がったのも、思い出に残っていますね。
小学5年生で「飛騨古川JCカップ」という大会で優勝したことも、よく覚えています。所属していた大山田SSSという少年団の僕らの年代は弱くて、よく「下手なんやから走れ」と言われていました。それが名古屋グランパスや岐阜県の強豪チームなどが参加する大会で、そうしたチームを全部倒して優勝したんです。「がんばったらグランパスみたいな強いチームにも勝てるんだ」とチーム全体で達成感を味わえたのは貴重な経験です。
子どもの頃ではないけれど、いま父親として子どもたちと一緒にJリーグの試合で選手入場を一緒にできるのは毎回嬉しいですし、プロサッカー選手を始めた頃の夢でもありました。富山のときに初めて入場できたけれど、まだ1~2歳だったので「子どもが物心つくまで、がんばらないとな」と思っていました。京都へ来て試合に出させてもらえるようになり、小学生になった子供と一緒に入場できるのは、夢が叶っているなと感じています。そして、勝てた試合では『かっこいい親父の背中を見せられているのかな』とも思いますね。
やりたいことや好きなことを、とことんやり続けてほしいです。それは子どもの特権だと思うし、大人になっていくにつれて、できないことは増えていきます。なりたい自分になるために、サッカーでも野球でもゲームでも何でもいいけれど、とにかく好きなことを一生懸命やってほしいですね。
一方で親としては、そうは言っても勉強もしっかりやって欲しい気持ちがあります。それはみんながなりたいもの、できることを増やすために必要だからです。例えば今なりたいものがあっても、将来は別の目標を持つかもしれません。そのときに勉強していれば、いろんな方向へ変えることができる。そういう意味で大事なことだと思います。もしずっと同じ目標だったとしても、頭を使うことはいろんな分野の上達につながります。サッカー選手も上手くなるためには、頭が良くないといけません。
好きなことはたくさんやってほしいけど、それだけじゃ夢を叶えるのは難しい。みんなには可能性があるからこそ、勉強もやっておいて欲しいですね。いっぱい遊んで、いっぱい勉強してほしい。これが僕からのメッセージです。
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