冷凍うどん コシの強さの秘密は? 冷凍食品の疑問を工場長に聞いてみた【みんなのハテナ】
Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」です。
今回のテーマは冷凍食品。味も本格的で、コスパは抜群。何より簡単に作れるのがうれしいですよね。
視聴者の皆さんからは「どうやって作っているの?」「家の冷凍庫で作るのとどう違うの?」などの疑問が寄せられました。

テーブルマーク中央工場 香川・多度津町
冷凍食品を数多く販売するテーブルマークの工場に行ってきました。テーブルマークの自社工場は全国に5つあって、そのうち3つが香川にあります。

今回は特別に冷凍食品の製造工程を見せてもらいました。着替えに、消毒に……徹底的に衛生対策をして工場内に入りました。
ちなみに、この中央工場では冷凍うどんやお好み焼き、たこ焼きを作っています。
どうやって凍らせる?(総社市 キノリ 43歳)

うどんを家庭の冷凍庫で凍らせても冷凍うどんのようにはなりません。冷凍うどんをどうやって凍らせているのかというと……

まず、ゆでられたうどんが1玉ずつ冷凍庫に入っていきます。この冷凍庫の中の温度は、なんと-30℃以下。
家庭用冷凍庫は、-18℃~-20℃が一般的なので、それよりずっと低い温度で急速冷凍しています。
テーブルマークによると、おいしい冷凍うどんを作るポイントは、麺に含まれる「水の粒」なんだそうです。

家庭用冷蔵庫でゆっくり凍らせると、麺に含まれている水の粒が大きな氷になってしまいます。その大きな氷がうどんの組織を壊してしまうため、解凍するとコシの弱いうどんになってしまうそうです。

しかし低い温度で短い時間で一気に凍らせれば、水が小さな粒のまま氷になり、組織がほとんど壊れないそうです。そのためコシの強いおいしいうどんができるそうです。
そもそもの作り方は?(岡山・中区 テテヤ 59歳)

例えば、先程のうどん。機械で生地を延ばしているんですが、よく見ると生地がデコボコしています。いろいろな角度から力を加えることで、生地を足で踏む作業を再現しているそうです。

次にその生地をカットしていきます。包丁の動きが早すぎて目で追えません。テーブルマークでは、はねてシミになりやすいカレーうどんは麺を短くするなど工夫しているそうです。

ちなみに普段食べるうどんと同じように生地の熟成もするため、ゆでる前の麺を特別に引っ張らせてもらうと、とっても伸びます!
麺を切った後は大釜でゆでて、1玉ずつ分けて冷凍庫へ、という流れです。

続いてはお好み焼き。使っているキャベツはなんと1日30t以上!

機械を使って、こちらもすごい速さでカットして、焼く直前で1枚の分量の具材と液を混ぜてから焼いていきます。直前で具材を混ぜることで、野菜などから余計な水分が出るのを防ぐことができます。

最後はたこ焼き。丸い形にするために、たこ焼きの型ごと複数回ひっくり返して焼いています。

お好み焼きやたこ焼きも、うどんと同じく-30℃以下で凍らせています。ただ、冷凍うどんと違い、アツアツの状態から凍らせるのが食感を保つためのポイントなんだそうです。
食品の安全管理は?(香川・土庄町 くまモン 32歳)
例えばたこ焼き。焦げがないかなど人の手で1つ1つ確認しているほか、お好み焼きも人の手や機械で検査しています。

テーブルマーク中央工場/桒原史彦 工場長
(テーブルマーク中央工場/桒原史彦 工場長)
「異物の除去工程がありますし、最終的にお好み焼きを凍結したりたこ焼きもうどんもそうなんですけど、凍結した後に金属探知機であったりX線の異物検査機であったり。そういったものを通して異物の混入は防止しています」
異物の検査は、人の目や機械を使って各作業工程で行われているので安心です。

また、保存・流通は-18℃以下で行われているのですが、これによって微生物の活動などが抑えられ、品質の保持に繋がっているそうです。
安心安全に配慮して作りたての美味しさを食卓に届けてくれる冷凍食品。心強い味方ですよね!
(2026年5月14日放送「News Park KSB」より)
