多くの投資家から支持を集めるインデックスファンド「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」。米国を代表する主要企業500社に分散投資ができるこの商品の中で、現在ひときわ大きな存在感を放っているのが半導体大手のエヌビディア(NVDA)です。

生成AI(人工知能)の普及を背景に、同社の半導体需要は世界的に急増しており、株価の動向はS&P500指数全体のパフォーマンスにも大きな影響を及ぼしています。ファンドを通じて間接的に保有している方も多い中、「個別銘柄として投資していたらどうなっていたのか」と関心を持つ方も少なくありません。

本記事では、エヌビディアの最新の株価データに基づき、1年前に10万円を投資していた場合の運用成果を具体的にシミュレーションします。あわせて、現在の株価と為替レートから算出される最低投資額についても確認していきましょう。

1. eMAXIS Slim米国株式(S&P500)におけるエヌビディアの立ち位置

最新の月報によると、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)におけるエヌビディアの組入比率は7.3%となっており、構成銘柄の中で第1位に位置しています。これは、アップルやマイクロソフトといった名だたるIT巨人を上回る比率です。

1.1 個別銘柄としてのエヌビディアの成長性

S&P500に投資をしているということは、資産の約7%をエヌビディアに託していることと同義です。同社の株価が上昇すればファンドの基準価額を押し上げる要因となり、逆に調整局面に入れば指数全体にも相応の影響が及びます。投資家にとって、同社の動向を把握することはファンド運用の理解を深めることにつながります。

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