
ロシアのプーチン大統領とイランのアラグチ外相。27日、ロシア・サンクトペテルブルクで撮影。Dmitri Lovetsky/Pool via REUTERS
[モスクワ 27日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は27日、ロシアを訪問したイランのアラグチ外相と会談し、イランとの戦略的関係を継続する意向を確認したほか、イランと周辺地域の利益にかなうあらゆる取り組みを実施する用意があると伝えた。
イランと米国の戦闘停止に向けた協議が滞る中、アラグチ氏は週末の間にパキスタンとオマーンを訪問。一連の外遊の最後の訪問先のロシア第2の都市サンクトペテルブルクでプーチン氏と会談した。
プーチン氏はアラグチ氏に対し「イラン国民が自らの独立と主権のために勇敢、かつ英雄的に闘っているのを目の当たりにしている」とし、イランが現在の困難な時期を乗り越え、和平が実現されることを望むと言及。「和平ができるだけ早く達成されるよう、イランと周辺地域の全ての人々の利益にかなうあらゆることを行う」と述べた。
その上で、イラン最高指導者モジタバ・ハメネイ師から先週、書簡を受け取ったとし、「メッセージに謝意を示すと同時に、ロシアもイランと同様に戦略的関係を今後も継続する意向であると伝えてほしい」と語った。
アラグチ氏は、イランとロシアの関係は今後も強化されていくと述べ、ロシアの支援に謝意を表明。「困難な時期にイランの側に立つロシアのような同盟国が存在することが明らかになった」と述べた。
これとは別にイラン外務省は、アラグチ外相がプーチン大統領に対し、米国の「破壊的な行動」や「理不尽な要求」で外交交渉の進展が妨げられていると伝えたと、対話アプリ「テレグラム」に投稿した。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、米国とイランは戦闘を再開すべきではないとし、ロシアは両国の協議継続を望んでいると述べている。
イランとロシアは昨年、期間20年の戦略的パートナーシップ協定を締結。ロシアは緊張緩和の一環としてイランの濃縮ウランをロシアで保管する案を繰り返し提示しているが、米国はこの提案を退けている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

