エアカナダは2026年4月24日、ドイツのハンブルクにおいて、同社初となるA321XLR型機を受領したことを発表しました。この次世代ナローボディ機は、より長距離の路線を効率的かつ高い快適性をもって飛行できるように設計されており、同社の機材更新および成長戦略において重要なマイルストーンとなります。今回受領した機体はSMBCアビエーション・キャピタルからリースされたものであり、エアカナダは今後数年間でリースとエアバスからの直接購入を合わせて、合計30機のA321XLRを機材ラインナップに順次加える予定です。

 新たに導入されるA321XLRの最大の特徴は、ナローボディ機でありながらワイドボディ機と同等の質の高い体験を提供できる点にあります。エアカナダはカナダの航空会社として初めて、ナローボディ機にフルフラットシートを備えた「エア・カナダ シグネチャークラス」を14席設定しました。また、新仕様の客室デザイン「グローイング・ハート(Glowing Hearted)」が初めて採用され、全席でのパーソナルデバイス用電源の完備、アエロプラン会員向けの高速かつ無料のWi-Fi、Bluetooth接続に対応した大型の次世代機内エンターテインメントスクリーンなど、最新の設備が整えられています。内装はカナダの風景からインスピレーションを得ており、乗客に落ち着きのある快適な空間を提供します。

 この新機材は、従来機と比較して静粛性に優れているだけでなく、燃料消費量とCO2排出量の大幅な削減を実現するなど、環境性能や運航効率の面でも大きなメリットをもたらします。カナダ運輸省の認可と就航準備が整い次第、まずはモントリオールおよびトロント発着の大西洋横断路線や、北米内の主要な大陸横断路線へと順次投入される計画です。エア

 カナダの経営陣は、本機の導入が新規国際線の開設や既存路線のサービス強化に向けた柔軟性を飛躍的に高めると強調しており、顧客体験の向上と持続的なネットワーク拡大に向けた新時代の幕開けとして期待を寄せています。Photo : Air Canada

エアカナダ、次世代キャビンデザイン「Glowing Hearted」を発表 A321XLRにフルフラットシート、787-10には新スイートを導入

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