広尾晃の野球ビジネスモデル考察
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2026.3.23(月)
2026年ワールド・ベースボール・クラシック準決勝でベネズエラに敗れたイタリア代表のフランシスコ・セルヴェッリ監督(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
第6回WBCはベネズエラの優勝に終わり、日本は過去最低のベスト8に終わった。今回は、アメリカだけでなく、ドミニカ共和国、ベネズエラなどメジャーに数多くの選手を輩出している国がスター選手をそろえてきた。選手のコンディションも上々で、2006年の第1回から20年で、初めて「本物の頂上決戦」になったといってよいだろう。
もう一つ言えば、今回のWBCでは「ヨーロッパ勢」のイタリアがベスト4まで進出した。ヨーロッパ勢としては2013年、2017年のオランダに次いで3例目だが、今大会の5勝(1敗)は、ヨーロッパ勢では最多勝だ。
WBC20年の歴史で「ヨーロッパ勢」はどこまで進出したか?
野球はアメリカの足元のカナダ、メキシコ、キューバ、パナマ、ドミニカ共和国、ベネズエラなどでは普及している。また東アジアの日本、韓国、台湾でもプロリーグができて人気スポーツになっている。しかし、それ以外の地域では、野球は全く普及していない。
21世紀に入って、アメリカでは野球の人気は、アメリカンフットボール、バスケットボール、さらには新興のサッカーに押されて劣勢になった。
MLBのバド・セリグコミッショナー(当時)は、野球市場を世界に拡大すべく、中国、イタリア、オーストラリアなど世界各地の野球リーグを経済的に支援した。
(筆者撮影)
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また世界のアマチュア野球の統括団体であるIBAF(国際野球連盟)が、野球がオリンピック競技から排除されIOCの資金援助がなくなって危機に瀕するとMLBは、これを支援し、新たにWBSC(世界野球ソフトボール連盟)を結成した。
さらにIBAFが主催していた野球のワールドカップをやめてWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)をこれに代わる野球の世界一決定戦にした。
WBCのそもそもの眼目は、アメリカ、中米諸国、日本、韓国、台湾などすでに野球が人気の国だけでなく、ヨーロッパなど「野球が盛んでない国」の代表チームも参加し、世界中の注目を「野球」に集めることにあった。
そのために、代表チームの出場資格を比較的緩く設定した。
本人がその国の国籍を持っている場合だけでなく、永住権がある場合、その国に生まれた場合も資格があるとした。さらに、自身は他国の国籍であっても両親が該当する国の国籍を持っていたり、出生したケースも「代表の資格がある」とした。相当無理をして「代表チーム」を結成したのだ。
こういう形でWBCではヨーロッパ諸国の代表チームも結成された。
第1回大会からのヨーロッパ勢のWBCでの成績を見ていこう。
