公開日時 2025年12月28日 05:00

2025年の沖縄経済 国内外客増、人材不足の課題も

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琉球新報朝刊

 2025年、沖縄県の入域観光客数は大きく増加し、暦年で過去最高の入域観光客数を記録する見込みです。今年の沖縄観光は、リゾートホテルや大型テーマーパークの開業を背景に大きなにぎわいを見せました。今回は、活況を呈する沖縄観光の入域観光客数に着目して詳細を見ていきます。
 下のグラフは、今年の入域観光客数および対前年比伸び率を示したものです(11月、12月は予測値)。まず、実数に着目すると、特に夏場のハイシーズンは入域数が多く、8月は単月で100万人以上の観光客が沖縄を訪れました。
 属性別では、外国人観光客よりも国内観光客が多く、約2~3倍の入域数となっています。国内観光客はほとんどの月で過去最高を記録しました。
 次に、伸び率に着目すると、外国人観光客の増加率が国内観光客を大きく上回っています。母数の違いや過去のコロナ禍からの回復のタイミングなど留意すべき点はありますが、結果として外国人観光客の伸び率は大幅な増加となっています。
 総括すると、過去最高の入域数を記録した国内観光客と、大幅な増加率を記録した外国人観光客という見方ができます。観光業界は目に見える発展がある一方で、観光関連人材の不足や対外情勢などの課題も残されています。
 2026年は、観光業界がこうした課題にどのように対処し、さらなる発展に向けて取り組んでいくのか注目したいと思います。
(おきぎん経済研究所研究員 小嶺貴史)

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