2024年発売され、話題となった日曜市を取り上げたマップがあります。このマップを手掛けた高知市の女性がこのほど、新たに県内の魅力を再発見できるマップを発売しました。

24年に発売され、反響を呼んだ高知市の街路市を紹介する地図「日曜市の歩き方マップ」。

このマップを手掛けたのは編集者のかずさまりやさん。25年、かずささんは新たなマップづくりに挑戦しました。テーマは高知を代表するあの川です。

かずさ まりやさん
「今回は仁淀川流域をテーマにマップを作りたいなと思って始めている。日曜市のマップのときとバランスは変わらなくて、地元の方が見てもおもしろいなと思ってもらえる、観光の方が来てもこういうお店があるんだSNSに載ってバズっているだけじゃないお店を取り上げたいなと思っている」

編集を担当するかずささんは、高知工科大学を卒業後、広島の出版社に就職。その後、高知市にUターンし、いまはフリーで編集の仕事をしています。

今回、タッグを組んだのは、幼い頃から川が大好きで1日中、川で遊べるというイラストレーターのむらかみゆかさんです。

岡山県出身の彼女は、仁淀川に一目ぼれし大学卒業とともに流域の日高村への移住を決めた、生粋の仁淀川好き。

むらかみ ゆかさん
「こんなにきれいな川が車で10分、5分とか行ったところにある生活が、ここの人は当たり前なんだと思って。すごい豊かでいいなと思った。おじいちゃんとかが普通に川にアユを採りに行ってウナギ採って、昼間は畑仕事してみたいな。それをいつも気づいたら電話で食べにこないかって電話くれて、食べに行くとかいい生活をしている」

2人は24年1月から仁淀川流域の店舗や、そこで暮らす人たちに取材を重ねてきました。この日はイラストを描く作業の真っ最中です。

8月、取材開始から約半年2人の頑張りがついに形になりました。

「うわ~めっちゃいい」
「120点」

完成したマップ、その名も「仁淀川の楽しみ方マップ」です。
開いていくと仁淀川流域のおすすめスポットや、そこに暮らす人たちの思い川の楽しみ方に至るまで、情報がぎっしりと詰まっています。

「いちばんこだわりポイントが仁淀川ちゃんっていう仁淀川を擬人化したキャラクターを作った。これはやっぱり仁淀川をすごい理解してもらいたいっていうのと愛着をもってもらいたいなというので河原の石の特徴とか、6市町村流れてるんだよというのもアクセサリーで表現したりとか」

「あんまり観光マップにも載っていないお店だったりとか、こういう地元の人しか行かないよというお店だったりとか、すごい魅力がつまっていたり、人が良かったりとか、この人にはここに来たからには会って帰ってほしいみたいな人とか、ここに暮らしている私たちにしか作れないマップっていうのを作りたくてぎゅっと詰め込んだ」

2人はさっそく、完成したばかりのマップを掲載されているお店に届けに行くことに。

まず、やってきたのはいの町のコーヒー店「UKIKICOFFEE STAND」です。
マップには店自慢のひとしなが掲載されました。

続いて2人が向かったのは「土佐和紙工芸村 くらうど」
■土佐和紙工芸村 くらうど スタッフ
「こちらでは宿泊のお客様がいらっしゃいますので、客室の方に置かせていただいて、見ておすすめのポイントをアピールしたりとか。隅から順番に見ていくのが楽しみ」

川を好きになって、大切に思う人が増えれば川は長く守られていくはず。

川との接点が少なくなりつつある若者たちにも、仁淀川の魅力を再発見してほしいと2人は言います。

かずささん
「取材をする中で、若い人とか平成世代の人たちが、あんまり小さいときに川に行って遊んでいないからこそ、これから次の世代にも、川遊びっていうものとか、川のそばで暮らすっていう意識みたいなものがつながっていかないんじゃないかというところを聞いて今一度マップを通して、仁淀川をはじめ、高知の川のすばらしさ、自然の、当たり前じゃなく、尊いものなんだというのを知ってもらえたらうれしい」

むらかみさん
「川を楽しんで好きになってもらって、またここに帰ってきたいなとか、大切にしたいなと思ってもらえるような仁淀川が多くの人にとってのそういう場所になったら、仁淀川はどんどん大事にしてもらって、今後の次世代にも残していけるのかなと思っている」

仁淀川流域の魅力がつまった「仁淀川の楽しみ方マップ」は高知市の金高堂書店や蔦屋書店などで販売中です。

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