台湾の頼清徳総統は14日、 軍事費の増額を表明し、中国に対する防衛力を強化しているとトランプ米大統領に対しアピールした。

  頼総統は台北での記者会見で、台湾は防衛支出を対域内総生産(GDP)比で3%に増やすと語ったが、その時期については触れなかった。

  台湾はこれまで2025年に過去最大の防衛費を支出すると説明していたが、その支出額は推定GDPの2.45%相当で、ここ数年とほぼ同じ水準。

  安全保障当局との会合を開いた頼総統は、「台湾はあらゆる面で米国と協力する用意がある」と明言。台湾は対米投資を拡大し、米国から製品をさらに購入すると述べた上で、台湾政府はトランプ政権と意思疎通をしていると明らかにした。

  中国は領土の一部と見なす台湾に対する軍事的な威嚇を強めている。トランプ氏は昨年の選挙戦中に台湾はGDPの10%相当を軍事費に充てるべきだと示唆していた。

  台湾の対米貿易黒字が昨年、過去最大となったことも、頼政権にとって難しい状況を突き付けている。トランプ氏は米国の貿易収支を均衡させたいと考えており、こうした貿易不均衡が同氏の怒りを買う可能性もある。

トランプ政権の関税政策が市場に与える影響について語る

Source: Bloomberg

原題:Taiwan’s Lai Vows to Lift Military Funding After Trump Complaint(抜粋)

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