ヘグセス米国防長官は22日午前、イラン核施設への攻撃について記者会見を開き、潜水艦からの巡航ミサイル「トマホーク」発射に加え、ステルス爆撃機B2によって14発の「バンカーバスター(地中貫通爆弾、MOP)」を投下したと明らかにした。

  会見に同席したケイン統合参謀本部議長によると、「ミッドナイト・ハンマー」と称された今回の作戦では、ミズーリ州のホワイトマン空軍基地からB2爆撃機が出撃した。また、米軍が攻撃を受けたとの報告はないとケイン氏は述べた。

  作戦の中核をなすのは、陽動作戦として一部のB2爆撃機編隊が西方へ飛行し、戦術的な奇襲効果を維持するためのおとりとなったことだ。こちらのB2爆撃機については広く報じられ、飛行追跡データで検知されていた。

  同時に、バンカーバスターを搭載した別のB2編隊が東方へ向けて飛行した。当局者によると、作戦には数十機の空中給油機、誘導ミサイル搭載型潜水艦、第4世代および第5世代の戦闘機も参加した。

  ヘグセス氏は「今回の作戦は、米大統領からの命令に即応できるよう、数カ月にわたり配置と準備を重ねてきたものだ」と説明。「極めて高度な精密性が求められた。作戦には陽動と最高水準の作戦保秘が伴っていた」と述べた。

  当局者によると、作戦ではバンカーバスターを含め、精密誘導兵器75発が使用され、約125機の機体が投入された。ケイン氏は被害評価には時間を要するが、「3施設いずれも極めて深刻な損壊・破壊を受けた」と述べた。

  ヘグセス氏は、今回の作戦はイランの核開発計画の破壊に焦点を当てたものであり、イランの政権転覆を狙ったものではないと指摘。「この作戦は政権交代を目的としたものではなく、これまでもそのような意図はなかった」と述べた。

  ヘグセス氏によれば、B2爆撃機を使用した作戦としては過去2番目に長い飛行距離に相当する。過去最長の飛行は、2001年10月にアフガニスタン戦争初期段階で行われた往復40時間の任務だった。

  トランプ米大統領は21日夜の国民向け演説で「イランの主要な核濃縮施設は完全かつ徹底的に破壊された」と表明。イランが和平に応じなければ「はるかに大規模な攻撃」を実施する構えをみせている。

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Pete Hegseth

会見を開くヘグセス国防長官

Photographer: Alex Brandon/AP

原題:US Attack Against Iran Hinged on Misdirection and Decoys (1)(抜粋)

(詳細を追加して更新します)

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