フランスのマクロン大統領は9日、国民議会(下院)を再び解散し、総選挙を実施する可能性を排除しないと述べた。

  マクロン氏は、ニースで開催された国連海洋会議での演説後に記者団に対し、「私の希望は再び解散が行われないことだが、憲法上の権限を自ら放棄するつもりはない」と話した。

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フランスのマクロン大統領は、ニースで開催された国連海洋会議で演説した(9日)

Photographer: Laurent Cipriani/AFP/Getty Images

  その上で、政党が無責任なアプローチを取り、フランスを機能不全に陥れるような事態になれば、その権限を行使する可能性があると語った。

  マクロン氏はこれまで、解散総選挙は検討していないと公言していた。

  ブルームバーグは4月、事情に詳しい関係者の話として、マクロン氏が今秋にも議会を解散し総選挙を実施する可能性を探っていると報じていた。

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  マクロン氏がフランソワ・バイル氏を首相に任命した昨年12月以降、フランスの政局は比較的安定しているが、国民議会を再び解散すればその安定が脅かされる可能性がある。

原題:France’s Macron Doesn’t Rule Out Calling Snap Elections Again(抜粋)

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