随意契約による備蓄米の売り渡しをめぐり、道内のスーパー大手、「コープさっぽろ」は、購入の申請を27日行い、店頭での販売を来月下旬ごろから開始する予定だと発表しました。
随意契約での政府の備蓄米の売り渡しをめぐっては、農林水産省が26日から購入の申請の受け付けを始めたところ、小売業者からの申請が殺到したということです。
こうした中、コープさっぽろは、備蓄米1500トンを購入する申請をきのう行ったと発表しました。
今後、精米や袋詰めを行ったうえで道内の108の店舗すべてで販売する方向で、店頭では来月下旬から、また宅配では7月初旬以降、順次、販売を開始する予定だということです。
販売価格については調整中だということで、会社は「備蓄米を販売することで、コメの価格の沈静化につながればと考えている。今後も安定した価格や量でコメを提供できるよう尽力していく」とコメントしています。
このほかの道内の大手スーパーの随意契約による備蓄米の売り渡しをめぐる対応については、イオン北海道の親会社のイオンが、現時点で道内の店舗での販売開始時期は未定だとしているほか、アークスは、27日、購入の申請をしたものの、入荷の見通しはたっていないとしています。
随意契約による備蓄米の購入の申請が小売業者から殺到し、農林水産省が受け付けを一時休止する中、札幌市内のスーパーでは、今週中にも設定される新たな随意契約の仕組みで備蓄米を入手したいと望んでいます。
農林水産省は政府の備蓄米について令和4年産米は20万トン、令和3年産米は10万トン、あわせて30万トンを随意契約で売り渡す方針で、26日から購入の申請の受け付けを始めました。
それに対し、小売業者からの申請が殺到し、令和4年産のコメが予定量の上限に達する見込みになったため、27日夜、申請の受け付けを一時休止すると発表しました。
札幌市北区にある、全日食チェーンに加盟しているスーパーでは26日、チェーンの本部組織が随意契約での備蓄米の購入を申し込んだものの、契約が成立しなかったということです。
このためこのスーパーでは、今週中にも新たな随意契約の仕組みで再開される受け付けに全日食チェーンを通じて申請し、備蓄米を入手したいと望んでいます。
このスーパーは競争入札では備蓄米を入手することができ、店頭に並べていますが、5キロあたり3700円余りの価格で、このスーパーを経営する会社の社長をつとめる高西邦明さんは、「令和3年産のコメでも入手できれば、もっと安い価格で提供できる。消費者が選べるような状態になればいい」と話していました。
店を訪れた3児の父親は「コメの値段は高くどこも同じような値段だが、子どもがコメをたくさん食べるので安くなってほしい」と話していました。
