カナダでは2015年からトルドー首相が政権を率いてきましたが、インフレへの対応などをめぐり支持率が低迷する中、トルドー氏は6日の記者会見で首相を辞任する意向を明らかにしました。与党・自由党の党首も辞任するとしています。

カナダではことし10月までに総選挙が行われる予定で、トルドー氏は「内輪もめをしなければならないのであれば、私は総選挙で最善の選択肢にはなれない」と述べ、与党内からの辞任圧力が決断の要因となったことを示唆しました。

さらに少数与党の中、野党側による不信任案が可決される公算も高まっていました。

一方、トルドー氏は議会下院がことし3月下旬まで休会することを明らかにし、自由党は今後、後継選びを本格化させることにしています。

カナダの公共放送・CBCは、アメリカのトランプ次期大統領による関税の引き上げなどへの対応をめぐりトルドー氏に反発して辞任したフリーランド前副首相兼財務相や、カーニー元カナダ銀行総裁らを候補として挙げています。

ただ、カナダで先月末に行われた世論調査では、自由党の支持率が16%となっているのに対し、最大野党・保守党が45%と大きくリードする情勢となっています。

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