カナダのカーニー首相は23日、首都オタワで演説し議会下院を解散して来月28日に総選挙を行うと表明しました。
その上で「トランプ大統領の不当な貿易の措置と主権に対する脅迫で最大の危機に直面している」と述べてアメリカとの交渉や経済政策に取り組む決意を表明しました。
カナダでは、アメリカによる関税措置でインフレが再加速する可能性が高まっていることに加え、トランプ大統領の「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」という主張に反発が強まっています。
カーニー首相はカナダとイギリスの中央銀行総裁を経て今月14日に首相に就任したばかりですが、その手腕への期待などから与党・自由党の支持率が急速に回復しており、公共放送CBCの世論調査では野党・保守党を逆転しました。
一方、政権交代を目指す保守党も「カナダ・ファースト」を掲げてアメリカへの報復関税を打ち出すなど、選挙は、アメリカにどう向き合うかが最大の争点になります。
